製品安全に関する大切なお知らせ

【対応終了】ビルトインガスオーブン(松下電器産業(株)製)のコンロ接続部の不具合について

2003年11月18日
東京ガス株式会社
広報部

2023年9月1日追記
本件につきまして無償にて点検・処置を実施して参りましたが、対応を終了させていただきました。
また、「お客さまのお問い合わせ先」に記載しているフリーダイヤルでの受付につきましては、2023年8月31日に終了しております。
今後、本件に関するお問い合わせにつきましては、下記メーカー受付窓口までお願いします。
https://www.panasonic.com/jp/about/product_information/c/0311.html

東京ガス株式会社は、平成9年5月に販売を開始した「ビルトインガスオーブン」(松下電器産業株式会社製造)のうち、平成12年10月から平成13年2月に製造された機器において、ガスオーブンとコンロを結ぶ接続管が外れガス漏れに至るおそれがあることが判明したため、当該品の点検および部品交換作業を無償で実施させていただくことといたしました。

 「ビルトインガスオーブン」はビルトインガスコンロとセットで設置されており、コンロはガスオーブン内部の配管から接続管を通じてガス供給される構造となっております。(別紙1参照)

 本年10月上旬、神奈川県川崎市のお客さま宅において、周囲の壁面を焼損する火災事故が発生し、接続管が外れていることが確認されました。その事故を契機に、弊社と松下電器産業(株)で調査した結果、接続管外れは、設置時の施工不備(2個のパッキン取り付け)と接続部に使用する止め輪の製造時に生じた突起による複合原因と判明いたしました。

 弊社といたしましては、このような事故が発生したことを深くお詫び申し上げますとともに、同様事故の再発防止のため、今回の対策を講じることといたしました。お客さまにおかれましては、当該品付近でガスの臭気を感じられましたら、ご使用をなさらず、当該機器の下部にあるガスの元栓を閉めていただき、ご連絡くださいますようお願い申し上げます。
 お客さまには、対策の実施にあたり、ご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げますとともに、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。


1.点検が必要な機器および台数
・平成12年10月から平成13年2月製造分
   MA-860L     55台
   MA-660L      7台
    合  計       62台

2.経  緯
(1)平成15年10月、神奈川県川崎市のお客さま宅において、機器使用中に当該機器付近から出火し、周囲の壁面を焼損する火災事故が発生しました。火災原因は、ガスオーブンとコンロを結ぶガスの接続管が外れ、漏れたガスに引火したことが確認されました。
(2)その後、弊社は回収した機器を用いて再現試験を行った結果、ガスオーブンとコンロを接続する際に、袋ナットを締め付けても、接続管が固定されない状況になることを確認しました。
(3)さらに、調査をした結果、本年6月に神奈川県川崎市において、機器内に焦げ跡と思われる事例があり、本事例に類似していることを確認しました。
(4)弊社はメーカーと共同で本格的に調査を開始し、市販品でも、機器焼損1件と機器内部の焦げ跡と思われる事例1件が確認されました。
(5)弊社とメーカーは、コンロの接続管外れに至る原因究明を行い、下記3の結論に至り、対策の検討・決定をいたしました。

3.接続部不具合の原因(別紙2別紙3参照)
(1)ガスオーブンとコンロのガス接続方法は、ガスオーブンの接続管にある袋ナットをコンロの接続管受け部に締め付けて行います。接続管には、接続に必要なパッキン1個が出荷時に装着されています。一方、コンロ側の接続管受け部にも同様にパッキンが装着されており、接続する際には、接続管受け部のパッキンを取り除き、接続管のパッキンを使用して接続します。
 しかしながら、接続時には見えない接続管受け部にパッキンが残っていると、結果的にパッキンは2個となります。
(2)接続管には接続管止め輪が内部の溝にはめこまれています。当該期間に製造された止め輪にはわずかな突起があり、パッキン2個の場合、袋ナットの締め付けにより止め輪が溝から外れ、接続管が固定できないことが判明いたしました。
(3)本件は当該の止め輪を使用し、かつ、パッキン2個の状態の時にのみ起こる事象です。なお、弊社販売品において、他の製品では構造が異なるため、このような不具合は起こらないことを確認しております。

4.今後の対策
(1)お客さまへのお知らせ
    明日(11月19日)の朝刊に告知広告を掲載いたします。
    また、東京ガス株式会社のインターネットホームページ
    にも掲載します。

(2)お客さまへの対応
 ・作業内容  順次巡回訪問し、無償で点検・部品交換作業を実施いたします。
 ・所要時間  確認時間:約5分/台、点検作業時間:約30分/台

5.対象機器の見分け方(別紙1
機器本体の右側操作パネル下部に当社の商品名が表示されています。

6.お客さまのお問い合わせ先
(1)フリーダイヤル 0120-520-585
(2)受付開始日   平成15年11月19日(水)
(3)受付時間   
    ・平成15年11月24日までは24時間受付
    ・平成15年11月25日からは午前9時~午後5時(除く土日祝日)

以上

*お客さまからご提供いただきました氏名・住所・電話番号等の個人情報は、当該製品の点検目的以外には使用いたしません。

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