プレスリリース

フィリピン共和国における浮体式LNG基地建設および運営事業に関するファーストジェン社との相互協力契約の締結について

2020年10月7日
東京ガス株式会社
広報部

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、10月6日、フィリピン共和国のファーストジェン社(社長/最高執行責任者:ガイルズ B・プノ、以下「FGEN」)と相互協力契約(以下「本契約」)を締結しました。両社は2018年12月5日に共同開発契約を締結*1し、ルソン島南部・バタンガス市におけるLNG基地の検討を進めてきましたが、本契約を締結し、最速で2022年後半のLNG導入を目標に、FSRU(浮体式LNG貯蔵・再ガス化設備を搭載した船)を活用できる浮体式LNG基地の建設を進めていきます。

本契約は、両社が共同で既存の桟橋を多目的桟橋*2へ改修し、陸上のガス受入設備の建設を含む、浮体式LNG基地の建設、運営、メンテナンスを行うことを規定するものです。東京ガスは、建設・運営費用の20%を負担し、FGENと協力して事業化を目指して取り組んでまいります。なお、フィリピン共和国のエネルギー省から2020年9月23日に浮体式LNG基地建設に必要な許認可を受けています。

FGENは、フィリピンの財閥企業であるロペスグループの発電事業会社であり、フィリピン国内における天然ガス火力発電容量の約6割を保有している国内最大の天然ガス需要家です。

東京ガスグループは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、海外展開を通じて海外における利益を2030年までに3倍規模に拡大することを掲げており、総合エネルギー事業に関わる技術・ノウハウを活かし、お客さまへのエネルギーソリューションや、エネルギーインフラ構築などに貢献していくとともに、現地エネルギー会社とのアライアンスなどを通じて、現地におけるバリューチェーン展開にも取り組んでまいります。

*1: https://www.tokyo-gas.co.jp/Press/20181205-01.html(2018年12月5日のプレスリリース)
*2: FSRUからの再ガス化された天然ガス、LNG船からのLNG、既存の発電所の非常用燃料油の受入を可能とする桟橋

FGEN社の概要

会社名称 ファースト ジェン コーポレーション
(First Gen Corporation)
社長/最高執行責任者 ガイルズB・プノ
設立 1998年12月
本社所在地 フィリピン共和国パシッグ市
資本金 2,243百万米ドル
上場先 フィリピン証券取引所
株主構成 First Philippine Holdings Corporation(ロペスグループ中核持株会社)67.5%他
主な事業内容 天然ガス火力発電事業、地熱発電・風力発電・水力発電・太陽光発電等の再生可能エネルギー資産の保有及び運営事業

LNG基地予定地

(マニラからバタンガスまで南へ約100km)

以上

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