プレスリリース
東京ガスとSHIFT、総額150億円の共同出資ファンド設立に向け基本合意
~両社の事業基盤とM&A・PMIの知見を融合~
2026年10月15日
東京ガス株式会社
株式会社SHIFT
東京ガス株式会社(本社:東京都港区、代表執行役社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)と株式会社SHIFT(本社:東京都港区、代表取締役社長:丹下 大、以下「SHIFT」)は、このたび、SHIFTのグループ会社(連結子会社)である株式会社SHIFTグロース・キャピタル(本社:東京都港区、代表取締役:小島 秀毅、以下「SGC」)が設立する投資事業有限責任組合(以下「本ファンド」)への総額150億円の共同出資について基本合意しました。
1.本ファンド設立の背景・目的
企業を取り巻く事業環境が大きく変化する中、DXやAI活用による業務変革、生産性向上へのニーズは一層高まっています。特に日本では、製造業をはじめとする幅広い業種において、人手不足やコスト上昇、設備の老朽化などの構造的な課題を背景に、生産活動全体の効率化・高度化に加え、AIを活用した業務変革への需要が拡大しています。
これに伴い、企業の変革を支えるIT・ソフトウェア企業の重要性が増しており、今後も市場の成長が期待されています。
東京ガスとSHIFTは、このような環境認識のもと、成長性の高いIT・ソフトウェア関連企業への投資を目的として、本ファンドの設立に向け総額150億円を共同出資することについて基本合意しました。主な投資対象として、システム開発・運用、システムインテグレーション、IT人材サービス、ソフトウェア開発・販売などの領域で事業を展開する企業を想定しています。
本ファンドでは、東京ガスが製造業をはじめとする法人のお客さまとの事業を通じて培ってきた顧客基盤やエネルギーデータに基づく設備運用に関する知見と、SHIFTが有するM&Aおよび投資先企業の成長支援ノウハウを組み合わせ、幅広いIT・ソフトウェア企業への投資と成長支援を推進します。これにより、新たな事業機会やシナジーを創出し、お客さまの課題解決や企業価値向上に貢献するとともに、投資先企業、東京ガス、SHIFTの持続的な企業価値向上を目指します。さらに、こうした取り組みを通じて日本企業のDXや事業変革を後押しし、産業全体の生産性向上と競争力強化、ひいては日本経済の持続的な発展に貢献していきます。
2.本ファンドの概要
| (1)名称 | SGC-TG1号投資事業有限責任組合 |
|---|---|
| (2)所在地 | 東京都港区麻布台1-3-1 麻布台ヒルズ 森JPタワー |
| (3)組成日 | 2026年12月1日(予定) |
| (4)投資対象 | 国内のシステムインテグレーターおよびシステムエンジニアリングサービス提供企業のうち、高い成長可能性および企業価値向上の余地を有する企業 |
| (5)ファンド総額 | 150億円(東京ガス:66.7%(予定)、SHIFTおよびSGC:33.3%(予定)) |
| (6)投資期間 | 7年間(うち投資期間3年) |
| (7)出資者 | 無限責任組合員:SGC 有限責任組合員(優先出資):東京ガス 有限責任組合員(劣後出資):SHIFT |
本ファンドのスキーム
3.代表者コメント
東京ガス 常務執行役員 ソリューション共創本部長 清水 精太
このたび、M&A・PMI*1に豊富な知見と実績を有するSHIFTと、本ファンドの設立に向け基本合意に至れたことを大変光栄に思います。東京ガスは、2026-2028年度中期経営計画でソリューション事業を利益成長ドライバーの一つと位置付けています。なかでも製造業は、長年の事業で培った強みを活かせる重要な領域です。人手不足や設備の老朽化など課題が多様化・複雑化する中、その解決には、自社の知見に加え、新たな技術やサービスを継続的に取り込み、組み合わせて提供することが重要です。こうした考えから、製造業を中心としたDXソリューション領域で「プログラマティックM&A*2」を掲げ、提供価値の幅を広げ、深めてきました。本ファンドを通じて幅広い企業との接点を築き、新たなM&A機会の創出とソリューション事業の成長加速につなげることで、SHIFTとともに日本の産業の持続的な発展に貢献してまいります。
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*1:M&A成立後に行われる統合に向けたプロセス
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*2:継続的に小規模案件のM&Aを積み重ねる手法
SHIFTグロース・キャピタル 代表取締役 小島 秀毅
このたび、確かな技術と信頼で日本のエネルギーインフラを支えてきた東京ガスとファンド設立に関する基本合意に至ったことを大変光栄に思います。SHIFTはこれまでM&AおよびPMIを属人性から解放し、「仕組化・型化」することでグループ企業の企業価値向上を実証してまいりました。近年はM&A戦略のさらなる加速を目指し、「投資プラットフォーム」の構築・高度化に向けてPEファンドを立ち上げるなど、積極的に外部資金も活用しております。本ファンドを通じて、東京ガスの有する顧客基盤や産業知見と、SHIFTのM&A・PMIノウハウを掛け合わせることで、単独では実現が難しい投資機会の創出を実現させるとともに、両社の企業価値向上に貢献してまいります。
4.本件に関連する両社の取り組み
東京ガス
東京ガスは、脱炭素・最適化・レジリエンスを提供価値とするソリューション事業ブランド「IGNITURE(イグニチャー)」*3のもと、GX・DX等の先進的な技術を活用し、お客さまの経営課題の解決に資するソリューションを展開しています。例えば、製造業領域では、AIを活用した生産計画の最適化をはじめ、監視・制御、生産管理など、生産現場の効率化・生産性向上につながるデジタルソリューションの拡充を進めています。
今後も、グループ各社が有する技術・ノウハウを組み合わせ、法人のお客さまのDXや経営変革を支援していきます。
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*3:IGNITUREの詳細はこちら
SHIFT
SHIFTは、事業領域の拡大や顧客ポートフォリオの強化を目的に、資本提携・M&Aを継続的に推進してまいりました。AI時代における新たな成長機会を着実に捉えていくため、投資機会の発掘から投資実行、PMI、投資先企業の成長支援までを一貫して担い、M&Aによる成長の再現性を高める投資プラットフォームの構築・高度化を進めています。
本ファンドでは、SHIFTがこれまで培ってきたM&A・PMI・成長支援の知見と、東京ガスが有する顧客基盤や事業知見を掛け合わせ、投資先企業の事業成長および企業価値向上に共同で取り組んでまいります。
以上