プレスリリース
「DX注目企業2025」に選定
2025年5月30日
東京ガス株式会社
東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)は、このたび、経済産業省および東京証券取引所が主催する「DX(デジタルトランスフォーメーション)銘柄2025」*1において、「DX注目企業2025」に選定されました。東京ガスはこれまでも「DX銘柄2020」「DX注目企業2023」に選定されており、継続的にDXに取り組んでいる企業として評価されています。
今回の選定は、DXを取り入れたソリューション事業ブランド「IGNITURE」*2を立ち上げ、エネルギー分野の枠を超えた価値提供を目指している点や、東京ガス独自開発の生成AIアプリ「AIGNIS」*3等の活用によるCX*4×DXの取り組みを進化させている点、DX人材拡充による変革創出がDX人材の活躍範囲の拡大する好循環を目指している点等が、「DX戦略が経営戦略の中心に位置し、体制構築や人材育成が高いレベルで行われている」として、総合的に評価されたものです。
主なDXの取り組み事例*5
ソリューション事業ブランド「IGNITURE」
IGNITUREは、東京ガスが安心・安全・信頼のコーポレートバリューによってこれまで築いてきた顧客基盤やエネルギーマネジメントのノウハウと、GX(グリーントランスフォーメーション)やDX等の先進的技術を融合させ、新たなソリューションを提供する事業ブランドです。サービスの拡充と提供の仕組み構築を進め、より充実したソリューションを提供するべく、①サービス・パートナーの拡充、②お客さま接点のハイブリッド化、③AIを活用したお客さま理解の深化、④お客さまデータ管理の統合を推進しています。
独自の生成AI搭載アプリを活用したCX×DXのさらなる進化
お客さまの声をAI分析する「AIGNIS-VoC」や、顧客分析からマーケティング施策提案まで自動で行う「AIGNIS-marketing」等、生成AI搭載アプリを独自開発し、活用しています。業務効率化に加え、お客さま一人ひとりの理解の深化、課題発見・解消による質の高いCXを実現することで、企業文化の変革にも寄与しています。
選定企業発表会の様子
(後列右から4番目が東京ガス 常務執行役員 CDO 清水 精太)
審査での評価ポイント
DX実現能力 | ・経営戦略の中心にDX戦略が位置し、組織や人材育成の体制が整備されている ・具体的な施策が実施され、データ活用やデジタル技術が中核とされている ・横断的に基盤やデジタル人材の育成、組織間連携を担当する部署がある上、各部門でも自律的なDX推進が進められている ・DX人材育成プログラムも整備され、特に新入社員向けの実践的な研修がある |
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ステークホルダーへの発信 | ・トップ自らが積極的にDXに関する情報を発信しており、社長メッセージや動画などを通じてDXの重要性を伝えている ・メディアや統合報告書等を通じて投資家向けの説明も行われ、投資家の理解を促進している |
企業価値貢献 | ・顧客体験にAIを活用し、高いレベルでの実現が図られている ・顧客の声を分析し、早期の問題解決に繋げることで顧客満足度の向上や安全対策にも貢献している ・ソリューション事業ブランド「IGNITURE」を通じて、エネルギーの安定供給と脱炭素社会の実現に向けた新規ビジネスの創出も進めている |
総合 | ・DX戦略が経営戦略の中心に位置し、体制構築や人材育成が高いレベルで行われている ・具体的な実行戦略も着実に実現しており、「IGNITURE」のもと、幅広い用途に対応した新たな価値を提供することで、ビジネスの拡大が期待されている ・定期的な進捗確認と他企業とのベンチマークを通じて、独自の工夫が見られる |
東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」で掲げる3つの挑戦(「CO2ネット・ゼロ」への移行をリード、「価値共創」のエコシステム構築、LNGバリューチェーンの変革)の達成に向け、DXによるお客さまへの継続的な価値提供と変化に強いスリムな企業体質の実現に取り組んでいます。今後もデータ分析やAI・デジタル技術を活用したビジネスプロセス改革・ビジネスモデル変革を実施し、さまざまなサービスの創出・提供を通じ、お客さまの豊かな暮らしに貢献していきます。
以上