プレスリリース

飯能市における「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」の締結について

2022年8月10日
飯能市
西武ガス株式会社
東京ガス株式会社

 飯能市(市長:新井 重治)、西武ガス株式会社(代表取締役社長:加藤 正幸、以下「西武ガス」)、東京ガス株式会社(代表執行役社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、本日、「カーボンニュートラルのまちづくりに向けた包括連携協定」(以下、「本協定」)を締結しました。
 2021年6月に改正地球温暖化対策推進法が施行され、脱炭素社会の実現に向けて地方自治体における取組が求められる中、飯能市は、持続可能な環境を次世代へ引き継いでいくための取組を推進し、2050年までに二酸化炭素の排出を実質ゼロにするゼロカーボンシティを目指しています。
 本協定は、飯能市、西武ガスおよび都市ガス卸供給元である東京ガスの3者が相互に連携し、「カーボンニュートラルのまちづくり」を目指すものです。今後3者は、定期的な協議を通じ、具体的な実施内容を決定していきます。

【本協定における連携事項】

  1. 「カーボンニュートラルシティ」の実現に向けた取組に関する事項
  2. エネルギーの地産地消に関する事項
  3. 低炭素エネルギーの調達や公共施設等への提供に関する事項
  4. エネルギーデータの活用等によるエネルギー最適化に関する事項
  5. 地域の防災機能強化などレジリエンス強化に関する事項
  6. 地域の目線で新しい価値や営みを創る価値共創に関する事項
  7. 学校等における環境エネルギー教育や食育等を通じた啓発活動に関する事項
  8. 西川材(森林認証材)による地域資源の好循環サイクル実現に関する事項
  9. 各種取組における専門的人材の支援強化に関する事項
  10. 飯能市の魅力等の情報発信に関する事項
  11. その他、飯能市民のサービス向上に関する事項

 飯能市、西武ガス、東京ガスは、本協定に基づき、カーボンニュートラルシティの実現を含めさまざまな分野で連携を強化し、脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。

包括連携協定イメージ

飯能市 市長 新井 重治 コメント

 飯能市は、将来都市像「水と緑の交流拠点 森林文化都市 はんのう」の実現に向け、都心に近く、身近で豊かな自然という良好な環境を活かした施策を進めています。
 そのような中で、2021年2月に2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」を近隣市とともに共同宣言しました。
 宣言の中の取組の1つである「森林の整備・保全及びその活用」につきましては、本市の特徴である市域の75%を占める森林の循環利用を西武ガス、東京ガスと共に進め、人工林の再造林を図るとともに、木材の利用を拡大し、二酸化炭素を吸収・固定することで、温室効果ガスの吸収源として地球温暖化の防止に貢献したいと考えます。
 また、森林が持つさまざまな公益的機能を維持し、西川材の利用促進による地域資源の好循環サイクルを推進することで、災害にも強く環境にやさしいまちづくりを目指していきます。
 本協定の締結により、西武ガスと東京ガスから専門知識を有する人材の活用などの提案および支援を受けながら、それぞれのノウハウを有効に組み合わせることで、本協定が今後の本市のゼロカーボンに向けた施策の推進だけでなく、さまざまな分野で連携を強化し、定住者の拡大、産業の育成、観光客の増加など、魅力ある都市として発展していくことに大きな期待を抱いています。

西武ガス株式会社 代表取締役社長 加藤 正幸 コメント

 埼玉県西部地域まちづくり協議会(所沢市、狭山市、入間市、日高市、飯能市)で宣言したゼロカーボンシティの取組に賛同するとともに飯能市および地域との連携を強化し、カーボンニュートラルシティに向けた新たな街づくりに貢献していきます。
 また、当社は創立以来60年以上にわたり、飯能市の皆さまに支えられてきた会社です。今後も地域密着のガス事業者としてさらにお客さまに選ばれる会社となるよう、今日の協定を機に連携を一層強化し、持続可能な街づくりに努めていきます。自社だけでは実施できないさまざまな活動に取り組むことにより、飯能市が掲げるオンリーワン・ナンバーワンの森林文化都市へ向け協働してまいります。

東京ガス株式会社 広域エネルギー事業部長 馬場 敏 コメント

 今回の包括連携協定は、東京ガスが地方自治体および地元企業と「カーボンニュートラルの実現」に向けて締結するものとなります。地方自治体や地元のエネルギー供給事業者との包括連携協定の和が幾重にも広がることで、蓄積されたノウハウの水平展開を通じて、パートナーの皆さまの取り組みをさらに加速できることを大変嬉しく思っています。
 東京ガスは、グループ経営ビジョン「Compass2030」において、グループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO2をネット・ゼロにすることに挑戦することを掲げています。脱炭素社会の実現に向けた「ソリューション・プロバイダー」として地域社会を構成するさまざまなステークホルダーの皆さまに寄り添い、「カーボンニュートラル」「レジリエンス」「地域共創」等の観点から地域の課題解決に取り組んでまいります。

(左から 東京ガス:馬場事業部長、飯能市:新井市長、西武ガス:加藤社長)

以上

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