プレスリリース
洋上風力発電事業における合弁会社への東京ガスの参画について
2020年11月25日
Northland Power Inc.
自然電力株式会社
東京ガス株式会社
Northland Power Inc.(ノースランド・パワー、社長兼CEO:Mike Crawley、以下「Northland Power」)および自然電力株式会社(代表取締役:磯野 謙、川戸 健司、長谷川 雅也、以下「自然電力」)が2019年に共同で設立した合弁会社「千葉洋上風力株式会社」に、新たに東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)が参画いたしましたのでお知らせいたします。
本提携に伴い、3社は千葉県沖における洋上風力発電事業の主体となる「千葉洋上風力株式会社」の株主となります。今後、千葉洋上風力株式会社は、それぞれの経営陣と社員からなる総勢30名以上のチームにて、当該洋上風力発電案件の促進区域化を目指して、開発事業を進めてまいります。
東京ガスは日本国内で最大の都市ガス事業者であり、グループ経営ビジョン「Compass 2030」でCO2ネット・ゼロへの挑戦を掲げています。その実現に向け2030年における国内および海外での再生可能エネルギー電源取扱量 5GWの獲得を目指しています。
首都圏を中心に多くのお客さまに対してエネルギー供給実績のある東京ガスと、持続可能なインフラ資産の世界的なディベロッパーであり、洋上風力開発への専門知識と経験を有するNorthland Power、および国内外において約1GW以上の再生可能エネルギー発電所の開発実績を有する自然電力の3社の協業を通じて、洋上風力開発事業を推進してまいります。
千葉洋上風力株式会社 概要
社名 | 千葉洋上風力株式会社 |
設立 | 2019年9月11日 |
株主 | Northland Power Inc.、自然電力株式会社、東京ガス株式会社 |
事業概要 | 洋上風力発電所の開発事業 |
Northland Power Inc.について
Northland Powerは、クリーンな再生可能資源からの発電を通じて、クリーンエネルギーへの移行を目指す世界的な発電事業者です。1987年に設立した同社は、クリーンかつグリーンな電力インフラ資産の開発、建設、所有、運営に長い歴史を持つ、洋上風力発電の世界的なリーディングカンパニーです。加えて、Northland Powerは、陸上風力、太陽光、高効率天然ガスエネルギーを含む多様な発電所を所有・管理しており、規定の電気事業者を通じてエネルギーを供給しています。
本社はカナダのトロントに位置し、8カ国にグローバルオフィスがあります。2.7GW(正味2.3GW)の稼働中の発電容量と、4.0GWの初期段階の開発パイプラインを有しています。
Northland Powerの普通株、シリーズ1、シリーズ2およびシリーズ3優先株は、それぞれ、NPI、NPI.PR.A、NPI.PR.BおよびNPI.PR.Cの記号にてトロント証券取引所で取引されています。
自然電力株式会社について
2011年6月設立。「青い地球を未来につなぐ」を掲げ、日本全国でグループとして約1GW(2020年 9月末時点)の自然エネルギー発電事業に携わっています。太陽光・風力・小水力等の自然エネルギー発電所の設置・運営に必要な、開発・EPC(設計・調達・建設)・O&M(運営・保守)・アセットマネジメント・電力小売事業等、すべてのサービスを手掛けています。2018年よりブラジル・インドネシアにて太陽光発電所を着工し、アジア・南米域を起点に世界各国でプロジェクトを進めています。
東京ガス株式会社について
東京ガスは、首都圏を中心に都市ガスを供給する日本最大の都市ガス事業者です。また、自社持分の電源を約3GW保有し、電力供給する日本最大級の特定規模電気事業者(PPS)でもあります。
東京ガスグループは、「Compass 2030」において、国内外で5GW規模の再生可能エネルギー電源の取り扱いを目標に掲げており、国内にとどまらず海外においてもさまざまな国・エリアでの事業参画を目指しています。今後も地域に根差して、積極的に再生可能エネルギーに取り組みます。