TOKYO GAS料理教室 東京ガス料理教室のあゆみ


料理教室のあゆみ

東京ガス料理教室は、「食を通じて豊かな暮らしを支える」という理念を掲げ、ガス火による調理の普及を目的に、大正2年(1913年)に東京・牛込で初めて「料理講習会」を開催しました。その後も時代の流れに寄り添いながら、子どもの食育のための「キッズ イン ザ キッチン」や、環境に配慮する「エコ・クッキング」など多様なテーマを通じて発信し、食文化の創造に貢献してまいりました。東京ガス料理教室は110年を超える長い歴史を積み重ね、これからも未来の食文化の創造に挑戦してまいります。

大正期

明治5年、横浜に日本初のガス灯がともり、日本でのガス燃料の使用が始まりました。  18年には東京瓦斯会社が創立され、35年には日本初のガス器具、「瓦斯竈」が販売されました。  この頃から、ガスは灯りから熱源への用途が広がり、ガスを使う生活が一般に浸透していきます。大正2年には、牛込で第1回料理教室を開講しました。  ガス調理機器の使い方をご案内することを目的に、薪や練炭で調理するよりも利便性が高いことなどを実際に体験していただきました。  第2回の教室は大正3年京橋で開講され、教室は盛況でガス熱源の調理に対する熱意の高さがうかがえます。

明治35年 大隈重信邸台所 
ガス調理機器がすでに使われていた
大正3年 
第2回料理教室の復元料理

昭和初期~20年代

昭和11年、オーブン料理をメインに編集した小冊子「料理の栞」が発行され、スイートポテトやグラタンなどのハイカラな洋食も紹介しています。  この頃には教室は、日本橋・四谷・本所・荏原・渋谷の5カ所となり、各所で1週間に2~7回と頻繁に開講されました。  
家庭ではまだ炭や練炭を使うことが多く、「瓦斯の理解には料理の實習が第一」として、「瓦斯の良き使ひ方」を知っていただくことが目的できした。  
昭和15年~27年は太平洋戦争の影響で教室は休業しました。

昭和11年発行小冊子「料理の栞」 昭和11年 教室風景 昭和11年発行「料理の栞」の復元料理

昭和30年代

昭和30年、荏原に初の直営料理講習所を開設、戦後初の講習を行いました。
この時の受講者は主婦が8割を占め、戦後の復興景気の中、家庭の台所も豊かになっていったことを示しているようです。33年には銀座料理教室もオープンしました。

昭和30年代 料理教室の復元料理
昭和33年
荏原料理教室のご案内
昭和33年
料理教室の生徒募集ポスター

昭和40年代~50年代

昭和46年にはガス高速レンジ「コンベック」が登場。  
「コンベックレディ」と呼ばれるアドバイザーが料理講習会やホームパーティーでオーブン調理を実演し、欧米の食生活を紹介しました。  また、会員制料理教室「お料理友の会」が発足しました。

昭和40年代 コンベックレディによる
オーブン調理の講習会

平成~

平成4年には子どもの食育のための「キッズ イン ザ キッチン」、7年には環境に配慮する「エコ・クッキング」を開始。平成13年には男性向けの料理教室「男だけの厨房」を開始しました。また、18年には、炎の力で素材の良さを引き出し、五感で楽しむスピード、同時調理のスタイル「ラ・クチーナ・エスプレッサ」を開始。
そして、25年には東京ガス料理教室は100周年を迎えました。

平成4年にキッズインザキッチン 子ども
料理教室をスタート
未来につながるくらし方を食から支える
◆第7回食育活動表彰「農林水産大臣賞」を受賞

令和~

令和元年には、コロナ禍での教室を実現するために「オンライン料理教室」を開始。
社会貢献、SDGSの取組に沿って様々な企業様とのコラボ教室も開始しました。

オンライン教室スタート