技術開発
基盤技術について
東京ガスネットワークの事業において、高い専門性が求められる技術分野を「基盤技術」として位置づけ、長期的視点で技術力の維持継承を図っています。
既設幹線の耐震性評価
耐震工学
都市ガスの輸送ラインである高圧ガス導管の耐震設計において、地盤の三次元非線形有限要素解析及び配管系解析を実施しています。想定地震動に対する精緻なガス導管ひずみを解析できるため、維持管理や対策の最適化を実現することができます。
ガスホルダー分野の技術支援
材料力学・破壊力学、耐震工学、材料評価・非破壊評価
球形ガスホルダーに対して使用環境及び運転実績データ等を踏まえた健全性評価、高レベルな地震動に対する耐震性評価など様々な維持管理手法に関する技術検討に取り組んでいます。
既設幹線の健全性評価
材料力学・破壊力学
海外で普及している補修工法の国内導入に向けて、実験・解析から成る健全性評価や審査委員会対応に取り組んでいます。
特殊配管部(架管、共同溝等)の技術支援
材料力学・破壊力学、材料評価・非破壊評価
都市ガスネットワークにおける特殊配管部(架管、共同溝)等を対象として、基盤技術を駆使して、その健全性評価、維持管理等の技術支援を行っています。
電気防食管理統括
腐食・防食
パイプラインの電気防食管理の維持・向上、効率化に向けて、腐食・防食のみならず計測、通信、電気工学などのさまざまな関連技術に関する研究・開発およびそれらの成果の活用に取り組んでいます。また、電気防食管理の政策支援・立案、運用などもあわせて行っており、電気防食に関する基礎技術から実運用までを一貫して取り組んでいます。
幹線放散塔のガス拡散解析
拡散・着火・爆発
緊急ガス放散時における放散ガスの拡散範囲を、風速等を考慮して解析し、周辺の高層施設等への影響を評価しています。
また、ガス管等のガス設備からの漏えい等を想定した解析も行っています。