東京ガスネットワーク トピックス

世界ガス会議に技術研究所所員3名が登壇—国際ガス連盟(IGU)次期Distribution委員会副委員長に就任—

2025年6月2日

2025年5月20日~23日の日程で、IGU (International Gas Union※1)が主催する第29回世界ガス会議(The 29th World Gas Conference, WGC2025※2)が、北京の中国国家会議センター(CNCC2)にて開催されました。基調セッションを中心に100のセッション、300の展示、世界各国から3500人以上の参加が見込まれています。

日本からは日本ガス協会(JGA)が展示エリアにブースを出展するとともに、東京ガスネットワークからは技術研究所 所員3名が登壇者として参加しました。

また、会議前に開催された、国際ガス連盟(IGU)理事会で、IGU次期会期(2025年~2028年)のDistribution委員会の副委員長に、技術研究所の小林実央 主席技術者が就任することが正式に決定されました。

世界ガス会議WEBサイトはこちら:World Gas Conference 2025

日本ガス協会(JGA)展示ブースの様子

技術研究所 所員3名が登壇—技術開発・知見を広く発信—

東京ガスネットワークからは、技術研究所 所員3名が参加しました。連日、20を超える様々なセッションが催される中、オーラルセッション(Industrial Insights)ではスピーカーを、ディベートセッション(Current Debate)ではパネリストを、展示セッション(Technology & Innovation Centre) ではモデレータを務め、東京ガスネットワークの持つ導管ネットワーク関連技術の開発成果・知見を広く発信いたしました。

Industrial Insightsで”Guidelines and Strategies for the integrity of the Physical Transmission Grid and the Security of the Virtual Network”
セッションのスピーカーを務めた 技術研究所 スマートエンジニアリングチーム 池上

Current Debateで” Technological Innovation for Safe Operations of Gas Distribution” セッションのパネリストを務めた
技術研究所 スマートエンジニアリングチーム 今野(写真一番右)

Technology & Innovation Centreで”Digital Twin” セッションのモデレータを務めた
技術研究所 小林実央 主席技術者(写真一番左)

次期Distribution委員会の副委員長に就任

会議前に開催された、国際ガス連盟(IGU)理事会で、IGU次期会期(2025年~2028年)のDistribution委員会の副委員長に、技術研究所の小林実央 主席技術者が就任することが正式に決定されました。

就任決定は世界ガス会議でも報告され、加えてIGU執行部や会議参加者との交流を通じ、より多くの方々に東京ガスネットワークを知っていただくことにもつながりました。

IGU理事会の次期副委員長選出の様子


  • *1:
    国際ガス連盟(International Gas Union, IGU)は、ガス業界の発展や促進を目的として1971年に設立された、天然ガス産業に関わる国際的な非営利団体で、70か国以上が加盟する。政府、企業、研究機関などからなるメンバーシップを持ち、天然ガスの利用、技術、経済、環境への影響など、多様なテーマについての情報交換や協力、エネルギーの未来における天然ガスの重要性を高めるためのさまざまな活動を展開。現在の会期は中国会議であり、WGC以降イタリアがホスト国となる。日本はJGAが窓口となり、ガス3社から、LNG委員会やDistribution委員会など多くの委員会に参加してボランタリーな活動を続けている。

  • *2:
    世界ガス会議(World Gas Conference, WGC)は、IGUが主催する国際的なイベントであり、世界の天然ガス産業の重要なフォーラムとして3年に一回開催される。世界中から、業界の専門家、政府関係者、研究者、企業のリーダーなどが集まり、天然ガスの最新のトレンド、技術、ビジネス戦略、政策、環境問題などについて議論する場となっている。プログラム構成は、基調講演、パネルディスカッション、テクニカルワークショップ、展示会。過去、2015年フランス、2018年アメリカ、2022年韓国で開催。
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