プレスリリース

地震時の相互支援・連携強化に向けた合同訓練の実施について

2024年11月15日
東京ガスネットワーク株式会社
大阪ガスネットワーク株式会社
東邦ガスネットワーク株式会社

 東京ガスネットワーク株式会社(社長:沢田 聡、以下「東京ガスNW」)、大阪ガスネットワーク株式会社(社長:村田 稔、以下「大阪ガスNW」)、東邦ガスネットワーク株式会社(社長:柴田 喜充、以下「東邦ガスNW」)は、本日、地震時の相互支援・連携強化に向けた合同訓練を大阪ガスNW施設内にて実施しました。
 3社が地震時の相互支援・連携強化を目的とした合同訓練を実施したのは初めてです。

 本訓練は、2022年4月に3社で締結した連携協定※1に基づく取り組みの一環で、3社の従業員約180名が参加し、発災後の早期復旧に向けて他ガス事業者の応援受け入れ体制の確認や、復旧作業計画の策定、復旧作業で必要となる技能向上を目的とした教育・実技を行いました。

 今後も3社での連携強化を図るとともに、保安対応力の向上・技能伝承を継続的に行い、都市ガスの保安・安定供給に貢献していきます。

訓練の内容

1. 他ガス事業者の応援受け入れに関する必要情報・フローの相互確認訓練

マニュアルを用いて各社の役割や作業の仕様等を相互に確認するもの。

2. 復旧実施計画、開閉栓計画の策定

システム操作の訓練と復旧体制・要員計画、開閉栓計画を策定するもの。

3. 配管接合、ガバナ操作等の教育・実技

本支管の配管接合と、ガバナ(ガスを適切な圧力で供給するために、ガスの圧力を自動的にコントロールする設備や装置)操作等の教育・実技を行うもの。

4. 各社のガスメーター復帰作業・開閉栓作業等の教育・実技

各社ごとに仕様が異なるガスメーターの復帰作業・開閉栓作業等の教育・実技を行うもの。

5. 移動式ガス発生設備による臨時供給の教育・組立実技

ガスの供給が遮断された場合に早急な復旧が求められる重要施設等に対して、都市ガス供給が復旧するまでの間、都市ガス(13A)仕様のガス機器が使用可能な代替エネルギー(プロパンガスと空気を混合させたプロパンエアーガス)を製造し、臨時で供給する設備についての教育・組立実技を行うもの。

応援受け入れに関する必要情報・フローの相互確認訓練

ガスメーター教育デモ機を用いた復帰作業訓練

配管の接合訓練

移動式ガス発生設備の組立訓練

参考:都市ガス事業者の地震対策都市ガス事業者の地震対策 | 日本ガス協会(gas.or.jp)

 都市ガス事業者は、地震時にも、安全かつ安定的なガス供給を実現するため、設備対策、緊急対策、復旧対策の3本柱による対策を推進しています。

設備対策 被害を最小限に抑えるため、設備を耐震化
・ポリエチレン管等の耐震管への入れ替え
緊急対策 二次災害を防止するため、供給を安全に止める仕組みを導入
・供給ブロックの細分化
・供給停止判断基準の導入と供給停止措置 等
復旧対策 1日も早い復旧の実現に向け、ハード・ソフトの両側面から対策
・移動式ガス発生設備による臨時供給
・全国のガス事業者による応援体制の構築
・災害時連携計画の届出 等

以上

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