プレスリリース

イタリアのガス導管事業者イタルガス社とガス導管事業の発展を目的とした相互協力協定を締結

2023年12月4日
東京ガスネットワーク株式会社

 東京ガスネットワーク株式会社(社長:沢田 聡、以下「東京ガスネットワーク」)は、イタリアのガス導管事業者であるイタルガス社(社長:パオロ・ガロ)と2023年12月1日に、ガス導管事業の発展を目的とした相互協力協定(以下「本協定」)を締結しました。
 本協定を基に、東京ガスからガス導管事業を継承した東京ガスネットワークとイタルガス社が、今後の協業も視野に、脱炭素やレジリエンスをはじめとした様々な分野で協力関係を構築し、両社のガス導管事業の更なる発展に取り組みます。

Italgas × TOKYO GAS NETWORK

イタリア大使館での締結式の様子
(左から東京ガスネットワーク 野畑邦夫会長、ジャンルイジ・ベネデッティ大使、イタルガス パオロ・ガロ社長)

本協定で相互協力する分野

分野 具体例
(1) 脱炭素 ・バイオガス、水素、e-メタンといったカーボンニュートラルなガス体エネルギーの輸送技術
・工事中のメタン排出を削減する工法
(2) レジリエンス ・地震防災システムの導入
(3) デジタル ・業務効率化に寄与する遠隔監視、遠隔制御技術
・スマートメーターのデータを活用したサービス創出

イタルガス社 パオロ・ガロ 社長のコメント

 イタルガス社のように技術革新を成長の原動力と捉えている組織にとって、グローバルな協力関係の構築は大変重要と考えています。東京ガスネットワークとの協力は戦略的なものであり、この相互協力によって新しいソリューションの追求や技術調査をすることで、両社のサービスをより効率的で、復元力があり、持続可能なものにするとともに、目標に掲げるネット・ゼロの達成に近づくと確信しています。

東京ガスネットワーク株式会社 社長 沢田聡のコメント

 今回、イタルガス社と本協定を締結できることを大変嬉しく思います。イタルガス社は、イタリアで主要なガス導管事業者で、ネット・ゼロカーボンの目標を掲げ、温室効果ガスの削減等に取り組んでいる企業です。また、イタリアはヨーロッパの中でも地震が多い国でもあり、イタルガス社は地震センサーの設置等の防災機能向上にも取り組もうとしています。本協定をもとに、脱炭素やレジリエンスをはじめとした様々な分野で協力関係を構築し、両社のガス導管事業の発展に取り組んでいきたいと思います。
 東京ガスネットワークは、グループ中期経営計画「Compass Transfomation23-25」で掲げた「エネルギーの安定供給と脱炭素化の両立」に向け、供給ネットワークの業務高度化・レジリエンス強化に取り組んでまいります。

イタルガス社の概要

会社名 イタルガス社(Italgas S.p.A.)
代表者 ベネディッタ・ナバラ 会長(Benedetta Navarra)
パオロ・ガロ 社長(Paolo Gallo)
設立 1837年9月12日
所在地 イタリア ミラノ市
事業内容 主要な事業:イタリアとギリシャにおけるガス導管事業
他の事業:水道事業、ITサービス、エネルギーサービス
資本金 1,003,227,568.76ユーロ
主要株主 CDP Reti社(26.05%)、スナム社(13.5%)他
従業員数 約4,000人
供給エリア ローマ、トリノ、フィレンツェ、ベネチア他

以上

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