プレスリリース

フランスのガス導管事業者GRDF社とガス導管事業の発展を目的とした相互協力協定を締結

2023年5月9日
東京ガスネットワーク株式会社

 東京ガスネットワーク株式会社(社長:沢田 聡、以下「東京ガスネットワーク」)は、フランスのガス導管事業者であるGRDF社(社長:ロランス・ポワリエディエ)と2023年4月28日に、ガス導管事業の発展を目的とした相互協力協定(以下、「本協定」)を締結しました。
 本協定に基づく情報交換および人材交流を通じて、将来にわたる両社のガス導管事業発展を目指すとともに、カーボンニュートラル社会の実現にも貢献します。

締結式の様子
(左からGRDF社 マリフランソワズ・ルービー最高技術責任者、ロランス・ポワリエディエ社長、東京ガスネットワーク 野畑邦夫会長、沢田聡社長)

本協定における相互協力事項

ガス導管事業・技術分野に関する情報交換・人材交流

(1)カーボンニュートラル市場の開拓 e-methane(以下「e-メタン」)、バイオガス、水素等
(2)研究開発 e-メタン、バイオガス、ガス利用、スマートメーター、デジタルトランスフォーメーション等
(3)現場技術・ノウハウ 天然ガス(都市ガス・圧縮天然ガス・液化天然ガス等)需要の開拓、ガス導管の設計・施工・維持管理等
(4)制度・法律 ガス事業制度、法的分離等
(5)人材交流 教育を目的とした上記(1)~(4)に関する共同研修等

GRDF社 社長 ロランス・ポワリエディエのコメント

 GRDF社は、この協定に署名できることを非常に光栄に思っています。この協定はGRDF社にとって世界有数のガス導管事業者の1つである東京ガスネットワークと、有益な情報を交換する絶好の機会となります。
 GRDF社は、2050年にカーボンニュートラルを達成するという目標を掲げ、様々な戦略的かつ技術的な課題に取り組んでいます。特にカーボンニュートラル市場の開拓に関しては、既存のガス導管を活用した新たなビジネスチャンスを発掘する必要があります。
 当社は東京ガスと長きにわたり協力関係にありますが、今回の協定は、GRDF社と東京ガスグループの共通の歴史の新たな一歩になると確信しています。

東京ガスネットワーク株式会社 社長 沢田聡のコメント

 GRDF社は旧ガズ・ド・フランス社からガス導管事業を継承した会社ですが、旧ガズ・ド・フランス社と東京ガスは1983年4月に初めて協定を締結し、交流を深めてきました。東京ガスからガス導管事業を継承した東京ガスネットワークがGRDF社と協定を締結し、相互協力関係を構築できることを大変嬉しく思います。
 東京ガスネットワークは、グループ中期経営計画「Compass Transfomation23-25」で掲げた「エネルギーの安定供給と脱炭素化の両立」に向け、供給ネットワークの業務高度化・レジリエンス強化を通じて、CO2ネット・ゼロをリードすることで、政府が掲げる2050年カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。

【GRDF社の概要】

会社名 GRDF社(Gaz Réseau Distribution France)
代表者 ロランス・ポワリエディエ(Laurence Poirier-Dietz)
設立 2007年12月
所在地 フランス パリ市
事業内容 ガス導管事業等
資本金 1,800,745,000ユーロ
株主 エンジー社(Engie)
導管総延長 205,209km

以上

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