プレスリリース

2023年度入社式における社長祝辞(要旨)

2023年4月3日
東京ガスネットワーク株式会社

 日本におけるガス事業は、1872年に横浜の馬車道通りでガス灯が点灯したことが始まりで、昨年150年を迎えました。東京ガスグループは、環境にやさしく、豊かな暮らしを実現するため、ガスの利用用途を拡大する等さまざまな取り組みを進めてきました。その結果、LNG、天然ガスを主原料とした都市ガスは、今ではお客さまの生活や経済活動を支えるために、なくてはならないエネルギーになっています。

 一方で、私たちを取り巻く環境も大きく変化しています。具体的には、小売全面自由化による競争の激化や、世界的なエネルギーの需給ひっ迫への対応、そして2050年脱炭素社会の実現などです。こうした変化に対し、東京ガスグループは、社会やお客さまニーズにお応えし、持続的な成長ができるよう、ガス事業のみならず、それぞれの事業領域において変革を加速しています。安定供給を確保するのはもちろんですが、あわせて、脱炭素社会の実現に向けて、お届けするガス・電力自体の脱炭素化に向けたイノベーション(技術革新)等を推進しているところです。

 こうした環境下で、私たち東京ガスネットワークは、小売全面自由化に伴う法的分離に基づき、昨年4月に東京ガス株式会社からガス事業を承継し発足しました。私たちは、東京ガスグループの事業の根幹である、都市ガスの保安・安定供給の確保、そして都市ガス普及拡大の中心的役割を担っています。加えて、東京ガスグループがこれまで長年培ってきた「安心・安全・信頼」のブランド価値をさらにゆるぎないものにする、重要な役割も担っています。

 私たち、東京ガスネットワークの「ありたい姿」は、「プロフェッショナルとしての誇りを持ち、持続可能な社会を実現するエネルギーインフラになる」です。みなさんも、それぞれのプロフェッショナルを目指し、一緒に未来を切り拓き、東京ガスネットワークの「ありたい姿」を実現していきましょう。

 新入社員のみなさんに期待すること、心がけてもらいたいことは、3つあります。

(1)「責任感をもって仕事に臨んでほしい」

 東京ガスネットワークの業務は社会的に影響力が大きく、お客さまの「あたりまえの毎日」を支えています。保安・安定供給の確保とレジリエンス(強靭さ)の強化、都市ガスの普及拡大、さらには社会課題の解決を図っていくにあたっては、最後までやり抜く責任感を持って、一つひとつの仕事を丁寧に進めて下さい。

(2)「挑戦し続けてほしい」

 社会人になって経験することは初めてのことばかりだと思います。まずは、目の前の課題や仕事に全力で向き合ってください。そのことで、気づくこと、考えることがたくさん出てきます。その積み重ねが大きな糧になるはずです。
 そしてその先に待つ、さまざまな変化やチャンスに対して、失敗を恐れず積極的にチャレンジしてください。そうした挑戦し続ける姿勢がみなさんの大きな成長につながると確信しています。

(3)「コミュニケーションを大切にし、人とのネットワークを広げてほしい」

 仕事は自分一人で完結するものはありません。確かな技術、技能、知識、提案力を磨き、社内外の関係者と連携し、お客さまに頼られるプロフェッショナルになるためには、職場での上司や先輩の指導、職場の仲間との連携が不可欠です。
 また、関連する部所の関係者や、パートナーである協力企業等の方々との良好な関係性も必要です。そして、お客さまから教えていただく事も多くあると思います。
 さらに、ここにいる同期の仲間や、研修の指導をするフレッシュマンナビゲーターとのつながりも貴重なものになるでしょう。これらも一例に過ぎませんが、意識して公私問わず人とのネットワークを広げ、困った時、悩んだ時に相談できる人、教えてくれる人をたくさん作って下さい。それにより仕事の質もあがり、充実した毎日を過ごせることになると思います。

 最後に、社会人としての第一歩踏み出したみなさんが、東京ガスネットワークで充実した日々を過ごして成長し、大いに活躍されることを期待すると共に、今後の人生が実り多きものとなることを祈っています。

沢田社長

新入社員

参考

以上

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