当社の保有技術

R2工法

1. 概要

 ガス管のねじ接合部でガス漏れは、パイプシャフトなどの狭所環境で発生することが多く、従来の外面修理工法「リヴァイブ工法」では施工が困難という課題がありました。これを解決するため、東京ガスネットワーク㈱では光硬化型樹脂を使用し狭所環境でも漏えい修理が可能な工法である「R2工法」を開発しました。

樹脂の硬化イメージ

主な施工方法は下記のとおりです。

  1. 漏えいしているねじ接合部に樹脂を塗布します。
  2. 樹脂の上からフィルムとテープを巻き付け圧入します。
  3. テープの上からLEDライトを照射して樹脂を硬化させます。
    (漏えい箇所を樹脂が包み込むことで漏えいを抑止いたします。)
  4. 硬化完了後、フィルムとテープを剥がして修理完了です。

施工手順

2. 特徴

狭所環境でも施工が可能

 使用資機材が小型であるため狭所環境においても施工が可能です。

通常業務のために携行しているLEDライトを用いて施工が可能

 汎用性のあるLEDライトで樹脂の硬化が可能であることから、導入ハードルが低く、現場施工者への負担が少ないです。

エポキシアクリレートを主成分とた光硬化型樹脂で、高い耐圧性能を発揮します

 硬化した樹脂は長期間にわたり気密性を保ち、ねじ接合部からの漏えいを確実に抑止します。

様々な環境において安定した性能を発揮します

 各種評価試験により、多様な環境における耐久性能を有していることを確認しております。

3. 適用範囲

管種 鋼管
適用口径 15~300A
圧力 15KPa以下
施工環境 露出部のみ

4. 導入実績、メリット

実績

  • 2015年より現場に導入しており、多くの現場で施工しております。
  • 多くのガス事業者にご採用いただいております。
  • 2016年に社団法人日本ガス協会技術賞を受賞いたしました。

本工法の主なメリット

  • 短時間施工が可能
     従来の外面修理工法と比較して短時間で施工が可能です。
  • 狭所環境で施工が可能
     使用資機材が小型であるため狭所環境においても施工が可能です。
  • 長期的な漏えい抑止
     耐久性に優れ、気密性を長期間維持します。
ページトップへ