お知らせ
託送供給依頼者さまへの都市ガス使用量のデータ提供遅延に関する再発防止策について
2024年5月24日
東京ガスネットワーク株式会社
当社は、本年4月10日に公表しました「託送供給依頼者さまへの都市ガス使用量のデータ提供遅延」について、原因究明を行い再発防止の取り組みを策定しました。
2024年4月10日「託送供給依頼者さまへの都市ガス使用量のデータ提供遅延について」
今後、同様の事案を発生させないよう努めてまいります。
託送供給依頼者さまをはじめガスをご使用される皆さまに、ご心配とご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
なお、本内容について、本日、電力・ガス取引監視等委員会に報告しております。
原因と再発防止策の概要
1. 本事案の原因
当社が契約している外部通信サービスの提供事業者が、外部通信サービスを利用する際に必要な2つのシステムのうち、一方のシステムのバージョンの更新を実施しました。その際、2つのシステムのバージョンに不整合が生じたため、システムへの接続ができない状態になりました。また、システムへの接続が復旧した際、システムの処理能力を超えるデータの送受信を一斉に行ったことにより、通信が不安定な状態となり、検針業務に使用するシステムを使用することができなくなりました。
2. 本事案に対する再発防止策
- システムのバージョンを更新する際には、更新後のシステムのバージョンで不整合が起きないか事前検証を実施します。
- システムのバージョンの更新により、2つのシステムのバージョンに不整合が生じないよう、定期的なバージョンの更新を実施します。
- 定期的にシステムのバージョン情報を確認し、2つのシステムのバージョンの整合や、バージョンの更新の必要性を確認します。
- 通信が不安定な状態になった場合は、システムの使用を制御すること等により、検針業務のデータ処理が集中しないように運用します。
- 通信が不安定な状態になった場合に備え、検針データを保全するためバックアップをとる仕組みを導入します。
以上