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新しいエネルギーの使い方

持続可能な社会実現のために天然ガスができること

自分たちの将来のため、未来をになう子どもたちのため、一人ひとりがエネルギーや環境について考えることが大事なんだ!そして、できることから実行することが大切なんだ!

日本は高度経済成長と公害問題、石油危機とバブル景気、そして東日本大震災と原子力発電の事故など、一世紀(100年)に満たないわずかな間にさまざまの変化を体験してきました。これらの体験を通してわれわれのエネルギーと環境に対する考え方は大きく変わってきています。
経済成長優先の考え方は、その支えとなっているエネルギーと環境の問題を抜きにしては考えられないということが一人ひとりの意識の中に芽生えました。
すなわち、「経済の成長・発展」は「エネルギー資源の確保の大切さ」「エネルギー利用が及ぼす環境への影響」と密接な関係にあるということを常に考えなければならないということを歴史から学んだのです。

3Eのトリレンマの図
【3Eのトリレンマ】
3Eとはエネルギーの供給安定性(Energy Security)、環境適合性(Environmental Protection)、経済成長(Economic Growth)を意味します。これらはともに密接な関係にあるが、同時には成り立ちにくい関係にあります。

2011年に起きた福島第一原子力発電所の事故を契機として、この3Eには新たにS(安全性)という条件も加わりました。エネルギーは何より安全性が優先されるべきだということにみんなが気づいたのです。
原子力発電所事故をきっかけに再認識された安全の重要性、そして、待ったなしの地球温暖化対策、そういった状況の中で、これからのエネルギーのあり方をみんなで考えていかなければならなくなってきています。しかし、残念ながらこれまでエネルギーについて考えるという文化が未成熟なため、混沌とした状況が続いています。
完璧なエネルギーは現在、存在していません。化石燃料は利用するとき二酸化炭素を出し環境に影響を及ぼします。自然エネルギーも環境への影響は皆無ではなく、また、技術的な問題も多く、広く普及するにはまだ時間がかかります。

このサイトの中でご覧いただきましたように、エネルギーにはそれぞれ特徴(長所・短所)があります。先に述べた「経済」と「環境」と「エネルギー」の関係を常に視野に入れながら、全体最適のエネルギー選択を行うことが求められています。

天然ガスは・・・・・

  1. (1)環境優位性

    他の化石燃料に比べて二酸化炭素など環境に負荷を与える物質の発生量が少ない
  2. (2)効率性

    コージェネレーションなどの技術を使うことで電気と熱のエネルギーを利用することができる
  3. (3)供給安定性

    シェールガスに代表されるように技術の進歩により可採年数が伸びている

このように、直面しているさまざまなエネルギー問題に対して、今すぐ改善に貢献することができるエネルギーです。
そして、さらに2050年の脱炭素化に向けて、都市ガス自体もさらなる変革をとげていくことでしょう。

わたしたちは、エネルギーを上手に使いながら、将来・未来に向け「持続可能な社会」を築き続けていかなければなりません。

これまで、天然ガスを題材としつつ、さまざまなエネルギーを考えるにあたってのヒントをご提供させていただきました。
先生方や子供たちさらには保護者の皆さまが、「持続可能な社会」実現に向け、考えそして行動するための一助となれば幸いです。

出前授業の様子
ここがなるほど!

「持続可能な社会」の実現のために、 みんなが天然ガスなどのエネルギーや環境について、 高い意識をもって考えていくことが大切だね。

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