1976年(昭和51年)、ガス温水システム(TES)が販売開始されました。ガスで作ったお湯を給湯、床暖房、浴室暖房など住まい全体に使うシステムです。
▲大きく表示ガスの使われ方がどんどん広がっていくね!
当時の広告
聖火台の製作にはガス会社も協力しました。聖火には環境に優しい燃料を使用するという考えのもと、天然ガスが採用されたのです。オリンピック期間中、ガスの炎が燃えつづけることで選手たちを支えました。
オリンピックの聖火は燃料を補給しなくても消えてしまうことのないガスが使われていたんだね!
長野オリンピックの聖火台
2005年(平成17)、都市ガスから取り出した水素と酸素で電気とお湯をつくる家庭用燃料電池が世界で初めて首相公邸に設置されました。電気をつくるときにCO2が出ないので、地球温暖化を防止する切り札として注目を集めました。
人類初の月面着陸に成功した「アポロ11号」でも燃料電池がかつやくしていたんだね!
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今までのように大きな発電所で大量に作られた電気ばかりでなく、家庭や病院、工場などでも太陽光発電や風力発電、燃料電池などを使って電気を作ります。また、電気だけでなくお湯や蒸気(熱)も作ります。
このようにしてみんなで作ったエネルギーを電線や熱導管などを通して分け合うことで、エネルギーを無駄なく使うことができ、二酸化炭素の排出もへらせる、環境にやさしいネットワーク作りが様々な街で進められています。
未来のまちでは、家や学校、病院、工場もエネルギーのネットワークでつながるようになるんだね!
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