今と昔の道具をくらべてみよう
昔の「衣」の道具
- ・昔の洗たく
- 昔の洗たくは、たらいの中で、石けんをつけた洗たく物を洗たく板のぎざぎざにこすりつけるようにして手で洗い、水気も手でしぼる重労働でした。今では洗たく機で、洗たく・すすぎ・脱水・乾燥まで全部自動でできるようになり、洗たくは楽になりました。
- ・昔のアイロンがけ
- 昔のアイロンがけは、熱い炭をはしでアイロンの中に入れて、その炭の熱でしわを伸ばしていました。この頃は、炭の灰がこぼれて衣類を汚したり、鏝(こて)をしょっちゅう温め直したりしていました。今のアイロンは電気で熱くし、よりきれいに衣類のしわが伸ばせます。
昔の「食」の道具
- ・昔の料理
- 昔はかまどで料理をしていました。まきや炭で火をおこすことから始め、料理中の火の調節には火を吹いたりしなければならず、かまどで行う料理は大変な仕事でした。昔の台所は床にしゃがんで煮たきをしていましたが、ガス器具が利用できるようになると立ったまま料理ができるようになりました。今はスイッチひとつで火がつき、火力の調節もかんたんにできるコンロになり、料理も楽になりました。
昔の「住」の道具
- ・昔の暖房
- 昔は火ばちを使い、炭を燃やした小さな火で寒さをしのいでいました。
さらに日本家屋の座敷になじむ純日本式暖房器具として、ガスを使った火ばちやユーモアあふれるデザインのガスストーブが開発されました。
今は、床暖房やガスや石油のファンヒーターなどの暖房器具で部屋を暖め、快適に過ごすことができます。
- ・昔のおふろ
- 昔はおふろのある家はごくわずかで、ほとんどの人は銭湯(おふろやさん)に通っていました。家にあるおふろも、昭和のはじめ頃はまきでお湯を沸かしていました。今はガスなどの給湯器でお湯を沸かし、スイッチひとつでお湯が溜まり、一定の温度に保つことができます。
いつでも蛇口からお湯が出てくることで掃除や身じたくも楽になりました。
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わたしたちはくらしの中でいろいろな道具を使っているね!ボクたちの生活の「衣」(きるもの)「食」(たべるもの)「住」(すまい)で使う道具は、昭和のはじめの頃(1930年ごろ)、どんな道具を使っていたのかな?また、どんなエネルギーを使っていたんだろう?