東京ガスグループトピックス

カーボンニュートラル都市ガス導入◆法政大学さま

2023年7月27日

東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」において、東京ガスグループの事業活動全体で、お客さま先を含めて排出するCO₂をネット・ゼロにすることに挑戦すると掲げています。

その一環として、東京ガスでは「カーボンニュートラル都市ガス ※」(以下CN都市ガス)の導入を推進しています。

本日はその中から、法政大学さまの事例をご紹介します。

法政大学さまでの導入

2023年4月より、学校法人法政大学市ヶ谷キャンパスにおいて、東京ガスのCN都市ガスが導入されています。これにより5年間で約3000トンのCO₂削減に貢献します。

法政大学 施設保全部資産管理課 さまのコメント

右:部長 立石誠さま
左:資産管理課 課長 堀込康介さま

資産管理課のみなさま 左から、
林美和さま、斉藤健一さま、鷲崎友希さま、日高可南子さま

本学では、1999年に制定した「環境憲章」をもとに、環境マネジメントシステムの国際規格である「ISO14001」の認証取得をはじめ、「グリーン・ユニバーシティ」実現を目指し、継続的な活動をおこなってきました。現在、地球規模での気候変動危機が危ぶまれている中、本学としては、それらを深く認識し、広く社会と問題意識を共有すること、また温室効果ガスの排出量削減に向けた目標や行動計画を策定することで、世界的な課題の解決に向け、一つ一つ行動に移し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めています。

そのような中、本学では2022年4月にカーボンニュートラル推進特設部会を新たに立ち上げ、また同年9月にはさらなるカーボンニュートラルの推進に向け、総長ステイトメントを公表しました。現在は、世界的課題の相関性を考慮しながら各課題の解決を目指すネクサスアプローチに基づき、多面的な取り組みを開始しており、その一つとして、今回、東京ガス様からご提案いただきましたCN都市ガスを市ヶ谷キャンパス(富士見校地)で導入しました。

また、今回、本学は東京ガス様が設立された「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」にも加盟しました。私たちが現在取り組んでいる課題・目標は、地球規模であり、本学の学生・教職員だけで実現できることではありません。今回、CN都市ガスという起点をもとに、本アライアンスに加盟されている他大学や自治体、企業の方々とも協働し、持続可能な社会の実現に向け、引き続き取り組んでいきたいと考えています。

東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社 都市エネルギー営業本部 担当のコメント

学校法人法政大学さまでは、SDGs への取り組みに関する総長ステイトメントを発表されるなど、大学業界の中でも一歩先を進む、SDGs意識が高いお客さまでした。

CN都市ガスは、新興国等における環境保全プロジェクトを通じて、気候変動問題のみならず、現地での雇用の創出や生物多様性の保護等、様々なSDGs項目に貢献することが可能であり、多様な価値とSDGs取り組み方針との親和性を評価いただき、ご採用に至りました。

CN都市ガス採用法人の中で、学校業界の採用は着実に増えており、教育との親和性、SDGs意識の高まりを象徴しているものと思います。今後も、学校業界に広く多様な価値を提供できるよう日々の業務に努めてまいります。

東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
都市エネルギー営業本部 向後

連携事業第一弾として学生を対象にミニ講座を実施!

東京ガス ソリューション共創部社員による講義の様子

講義終了後、記念撮影をする法政大学職員の皆さんと東京ガスグループ社員

法政大学さまはカーボンニュートラルに向けた取り組み強化の一環としてSDGs人材育成・排出を目的としたプラットフォーム「法政大学SDGsパートナーズ」を設立されており、東京ガスも加盟し連携を深めています。

2023年6月、法政大学さま・東京ガスとの連携事業の第1弾として、産学連携ミニ講座「カーボンニュートラルとエネルギー」を開催しました。法政大学人間環境学部の杉野誠教授と共に、東京ガス ソリューション共創部の社員が登壇し、「私たちが普段使用しているエネルギーとカーボンニュートラルはどのような関係にあるのか」「都市ガスにおけるカーボンニュートラルとはなにか」等をテーマに1時間のミニ講座を行いました。当日は、学生、教職員合わせて22名に参加いただきました。

【参加した学生の声】
・CN都市ガスについて、これまで自分はあまり知らなかったが、今回の講演を受けて、SDGsへの貢献に寄与する仕組み等、全体として理解を深めることができた。講演での説明を受け、カーボンニュートラルがより身近な問題であることを認識することができ有益だった。

・今回は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。説明の中では、特にクレジット市場について、適切な対応・購入をしない場合、批判の対象にもなり得る、という説明部分が大変印象的でした。カーボンニュートラルに向けて、バランスを取りながら進めなければならない難しさがある、と感じました。

「カーボンニュートラル都市ガス」とは?

「カーボンニュートラル都市ガス」は、天然ガスの採掘から燃焼に至るまでの工程で発生する温室効果ガスを、CO2クレジットで相殺(カーボン・オフセット)し、燃焼しても地球規模ではCO2が発生しないとみなすLNG(CNL)を活用したものです。

東京ガスが2019年に輸入を開始し、CN都市ガスとして日本で初めてお客さまに供給を開始しました。なお、対象となるCO2クレジットは、信頼性の高い検証機関が世界各地の環境保全プロジェクトにおけるCO2削減効果をCO2クレジットとして認証したものです。

▼詳しくはこちらから
https://carbon-neutral-lng.jp/cnl-feature/

「カーボンニュートラルLNGバイヤーズアライアンス」設立について

東京ガスは持続可能な社会の実現に向け、「カーボンニュートラルLNG(CNL)バイヤーズアライアンス」設立を発表しております。

本アライアンスは、持続可能な社会の実現に向け、カーボンニュートラルLNG(CNL)を調達・供給する東京ガスと購入する企業・法人が一丸となり、カーボンニュートラルLNG(CNL)の普及拡大とその利用価値向上の実現を目的として、2021年3月に設立したものです。本アライアンス参画企業・法人は、2050年の「カーボンニュートラル社会の実現」に貢献することを目指し、CNLを世の中に広く認知させるとともに、投資機関による評価向上や国内各種制度における位置づけの確立に向けて取り組みを推進してまいります。

▼詳しくはこちらから
https://www.tokyo-gas.co.jp/letter/2021/03/20210312.html

東京ガスグループはこれからも「CO2ネット・ゼロ」に挑戦し、脱炭素社会への移行をリードしてまいります。

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