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家庭用燃料電池「エネファーム」 累計販売台数2万台を達成

 

東京ガス株式会社
広報部
平成25年6月12日

 

東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)は、6月11日、家庭用燃料電池「エネファーム」(以下、「エネファーム」)の累計販売台数2万台※1を達成しました。「エネファーム」の累計販売台数が2万台に達したのは東京ガスが初めてとなります。

「エネファーム」は、分散型エネルギーシステムとして、省エネ・省CO2といった環境性に加え、社会的ニーズの高まっているエネルギーセキュリティの向上や、電力ピークカットに貢献することができます。東京ガスは、2009年5月に、世界で初めて一般住宅用の家庭用燃料電池として「エネファーム」を販売開始して以来、多くの住宅メーカーさまやご家庭のお客さまにご採用、ご好評いただいております。2013年度は4月に大幅なコストダウンと商品の設置性向上などを実現した新製品を発売し、12,000台の販売を目指しています。

東京ガスは今後も「エネファーム」の普及を通じて、お客さまの快適な暮らしと地球環境の保全、電力ピークカットなどに貢献してまいります。

エネファームの販売台数推移

  2009年度 2010年度 2011年度 2012年度
販売台数 約1,500台 約2,400台 約5,700台 約7,600台
累計販売台数 約1,500台 約3,900台 約9,600台 約17,200台

※2008年度末までに大規模実証分として約800台の実績があります。

エネファームの特徴

「エネファーム」は都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、発電した電気は家庭内で利用します。その際に出る熱も給湯に利用します※2。電気をつくる場所と使う場所が同じであるため送電ロスがなく、また発電時に出る熱を無駄なく活用できる環境に大変やさしいシステムです。火力発電所からの電気と都市ガス給湯器からの給湯を行なう方式※3と比べ、定格発電時にCO2排出量を約49%削減、一次エネルギー消費量を約37%削減できます※4。また、年間の光熱費を約5〜6万円節約、年間のCO2排出量を約1.3トン削減できます※5

※1:東京ガスが協力企業等に出荷した台数。

※2:従来は、発電の際に出る排熱の一部を暖房用温水の加温に利用していましたが、2013年4月発売の新製品では全量バックアップ熱源機で加温します。

※3:電気は火力発電所から供給し、熱は東京ガスが供給する都市ガスを使用する方式です。

※4:定格運転時の発電量(0.75kWh)と熱回収量(1.08kWh/約37L・40℃)を、従来の火力発電所からの電気と、都市ガス給湯器からの給湯を行なう方式でまかなった場合との比較です。

※5:試算条件は、下記のとおりです。機器費・設置工事費は含みません。
●一戸建(延床面積 120m2)4人家族を想定。●年間負荷/給湯:14.7GJ、風呂保温:1.6GJ、調理:2.2GJ、冷房:8.3GJ、床暖房:9.0GJ、エアコン暖房:4.6GJ、照明他:17.9GJ。●CO2換算値/都市ガス:2.29kg-CO2/m3、電気:0.69kg-CO2/kWh。●一次エネルギー換算値/電気:9.76MJ/kWh、ガス:45 MJ/m3、給湯暖房効率:80%。
●ガス料金/従来システム:「暖らんぷらん」適用、エネファーム:「エネファームで発電エコぷらん」適用。
●電気料金/従来システム、エネファームともに従量電灯B適用、契約アンペア40A。

エネファームの外観

エネファームの外観

エネファームの仕様概要

性能 発電出力 200W〜750W
定格発電効率 39.0% (LHV)
35.2% (HHV)
定格熱回収効率 56.0% (LHV)
50.6% (HHV)
総合効率 95.0% (LHV)
85.8% (HHV)
貯湯タンク容量 147リットル
寸法 燃料電池ユニット H1,850mm×W400mm×D400mm
貯湯ユニット H1,850mm×W560mm×D400mm
バックアップ熱源機 H750mm×W480mm×D250mm
重量
(乾燥)
燃料電池ユニット 90kg
貯湯ユニット 55kg
バックアップ熱源機 44kg※6
設置スペース(隣接設置) 750mm(奥行)
約2.0m2(面積)※6
希望小売価格(税込、設置工事費別) 1,995,000円※6
メンテナンスサポート 10年間

※6:暖房・追いだき・給湯機能を装備した標準タイプの場合。

以上
 
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