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業務用中小規模施設向け省エネ・節電支援システム
「楽省BEMS」を開発

東京ガス株式会社
平成24年11月13日
広報部

 

   東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)は、主に業務用の中小規模施設※1向け省エネ・節電を支援するシステム「楽省BEMS
※2(「らくしょうベムス」、以下「本システム」)」を開発しました。今後試験導入を経て、2013年度中に本システムを活用したサービスを開始します。

   本システムは、主に業務用の中小規模施設の空調、照明、換気などの電気設備と、ガスヒートポンプ、コージェネレーションシステムなどのガス設備の運転を最適に制御し、省エネを実現するとともに、お客さまの光熱費を約10%以上削減します※3。また、当日の天気予報やお客さまの過去のエネルギー使用実績などから、1時間毎の電気とガスの使用量を予測し「見える化」することで、お客さまのさらなる省エネ・節電行動を促進します。

   電気設備に加えてガス設備の運転も自動で最適に制御する機能や、電気とガスの1日の使用量を予測し「見える化」する機能を備えたシステムの開発は、日本で初めてとなります。

   東京ガスは、「チャレンジ2020ビジョン」で「オフィスビル・工場等でエネルギーを賢く使う『スマート化』の推進」を掲げており、本件はその一環になります。
   東京ガスは、今後も、ICT(情報通信技術)を活用したBEMS(ビルエネルギー管理システム)やスマートメーターで、オフィスビルや工場等におけるエネルギーの「見える化」、再生可能エネルギー・コージェネレーションシステム・空調機器・ボイラなどの設備機器の最適運転制御など、システム機能とサービスメニューの充実を図り、省エネ・節電をはじめとしたさまざまなニーズに応えていきます。

   なお、本システムは2012年11月20日(火)〜22日(木)に、東京ビックサイト(東京都江東区)で開催されるエネルギーソリューション総合展「熱電プラザ2012」※4にて展示されます。

※1: 床面積5,000m2〜20,000m2の施設。
※2: 「楽省BEMS」は、東京ガス株式会社が商標登録出願中です。
※3: 床面積5,000m2のガス空調を利用したオフィスビルにおける削減効果の試算。
実際の削減効果は、お客さまの使用状況や管理状況によって異なります。
※4: 東京ガスと一般社団法人日本ガス協会が主催する展示会。開催時間は10:00〜17:00。入場無料。

本システムの特徴

(1) 電気設備とガス設備の運転を自動で最適制御しお客さまの光熱費を削減
緻密な電力デマンド(需要)監視・制御により、電力ピークをカットし契約電力を最小化(最大需要電力制御)。
緻密な自動制御により多様な設備の省エネ運用・管理を高度化(温湿度・CO2濃度監視による最適空調・換気制御、消し忘れ防止制御、スケジュール制御)。
スマートメーターとの連携や将来のデマンドレスポンス料金(系統からの指令に基づき設備の運転を制御することで、電力使用量を削減し料金に反映する料金体系)対応などへ機能発展。
(2) 電気とガス両方の1日の使用量を予測
当日の天気予報や過去の実績データなどから、1時間毎の電気とガスの使用量を予測。
(3) 電気とガスの使用実績量、設備の運転状況だけでなく、1日の使用予測量も「見える化」。「見える化」により、お客さまに追加の省エネ・節電行動を促進。
タブレット(多機能携帯端末)に専用アプリケーションを導入することで、エネルギーの使用量、予測量が確認できるとともに、設備の操作や運転管理が可能。
複数建物のエネルギー使用量や設備運転状況を「見える化」し、一括管理することが可能。

本システムのイメージ

本システムのイメージ
電力メーター、ガスメーターに計測器を取り付け、また、室内に温湿度センサー、CO2濃度センサーを設置。また空調・照明・換気等の設備に、状態監視・運転制御を行う装置を接続。
計測データと設備状態をコントローラに集約し、インターネット網を通じて東京ガスのサーバーに収集。
東京ガスがサーバーを通じて、収集データを基にして最適な制御内容をコントローラに送信し、コントローラが空調・照明・換気などの設備の運転を制御。
東京ガスのサーバーにて、当日の天気予報やお客さまの過去のエネルギー使用実績から、1時間毎の電気とガスの使用量を予測。使用予測量はタブレット(多機能携帯端末)にて「見える化」。

表示画面の例

電力デマンド(需要)監視・予測 スケジュール運転/停止
電力デマンド(需要)監視・予測 スケジュール運転/停止

以上

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