東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)と昭和シェル石油株式会社(社長:新井 純、以下「昭和シェル」)の出資による株式会社扇島パワー(社長:松本 隆司、以下「扇島パワー」)は、本日、「扇島パワーステーション」の3号機を建設することについて決定しました。
扇島パワーステーションは、天然ガスという環境にやさしいクリーンエネルギーを利用し、省エネルギー性に優れたガスタービンコンバインドサイクルで電力を供給する天然ガス火力発電所です。2010年3月に1号機、2010年7月に2号機の運転を開始し、現在、約81万4千kWの発電能力を有しています。
扇島パワーは、安定的かつ効率的な電力供給により電力需給逼迫の緩和に貢献するため、環境影響評価の手続きを完了している扇島パワーステーション3号機について、2012年11月に建設に着手し、2015年度中の運転開始を目指します。3号機は、最高効率約58%(低位発熱量基準・発電端)、発電能力約40.7万kWを予定しており、3号機の運転開始時には、扇島パワーステーションの発電能力は約122.1万kWとなります。
東京ガスは、「チャレンジ2020ビジョン」で、国内発電事業を2020年までに300〜500万kW(他社持分含む)に拡大することを掲げており、本件はその実現に向けた取り組みの一環となります。
一方、昭和シェルグループは、20万kW規模の卸電力事業(IPP)に始まった電力事業を、このたびの3号機の増設を通じて、エネルギーソリューション事業の分野において太陽電池事業と並ぶ柱として着実に強化してまいります。
東京ガスと昭和シェルは、今後も扇島パワーステーションを活用し、環境にやさしく、かつ安定的で効率的な電力供給の実現に貢献してまいります。