東京ガス株式会社(社長:岡本毅、以下「東京ガス」)は、2010年10月10日に、戸建住宅の屋根に設置した集熱器で太陽熱を集め、給湯や暖房に利用する「太陽熱利用ガス温水システム『SOLAMO(ソラモ)』」(以下「SOLAMO」)※1の新製品(以下「本製品」)を発売します。
本製品は、貯湯タンクの小型化や2種類の集熱パネルを選択できるなど、屋根や庭などの設置スペースに制約の多い首都圏の既設の戸建住宅にも、より幅広く対応できるようになりました。さらに当社は、家庭用のお客さま窓口である「東京ガスライフバル」を中心に、本製品の商品説明から概算見積もりが行える営業パーソンを約350名育成し、これまでの新築集合および新築戸建住宅への「SOLAMO」の提案に加え、既設の戸建住宅に「SOLAMO」の提案を開始してまいります。
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お湯を貯めるタンクの容量を、これまでの一般的な戸建住宅向けの「太陽熱利用ガス温水システム」の140〜200リットルに比べ、90リットルに小型化しました。 |
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1m2タイプと2m2タイプの2種類の集熱パネルを取り揃え、お湯の使用状況や屋根の形状に合わせて、2m2、3m2、4m2の中から集熱面積を選べるようにしました。 |
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お湯を貯めるタンクに集熱した熱を送るためのポンプの能力を増やすことにより、従来は設置できなかった3階の屋根設置※2も可能となりました。 |
本製品の標準的な希望小売セット価格は880,950円※3です。標準的な4人家族のお客さまが給湯と暖房で使用するお湯の量の約22%を太陽熱でまかなうことができます。また、潜熱回収型高効率給湯器「エコジョーズ」※4の効果と合わせると、従来熱源機と比べ、年間のガス消費量およびCO2排出量を約32%(約553kg-CO2 /年相当)、年間のガス料金を約28,000円削減することができます※5
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東京ガスでは、太陽熱集熱器、貯湯タンク、ガス給湯器を組み合わせた強制循環式の太陽熱利用ガス温水システムを「SOLAMO(ソラモ)」として販売しています。
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集熱器を屋根に直付けする場合は、集熱器と貯湯部の高低差が12mまで、ワイヤーで固定する設置方法の場合は10mまで対応が可能。 |
※3 |
2m2タイプ×2枚の集熱器および貯湯部とリモコンをセットにした価格(税込・工事費別)。 |
※4 |
これまで捨てていた熱を効率的に回収することにより、給湯効率が従来の80%から95%まで向上した高効率給湯器。 |
※5 |
太陽熱でまかなえるお湯の量、年間のエネルギー消費量・CO2排出量の削減量、年間の光熱費(電気料金、ガス料金)の削減金額の算定条件は、以下のとおり。
給湯と床暖房を使用、木造戸建住宅120m2、4人家族、給湯負荷15.4GJ/年、床暖房負荷9.9GJ/年、
暖らんぷらんとエコ割の割引制度を適用、集熱器4m2設置 |