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空気抜き孔付き機器接続ガス栓のご使用に関するお願いと
自主的な確認作業の実施について

東京ガス株式会社
平成18年2月27日
広報部

 

 このたび、東京ガス株式会社が平成3年9月から平成16年1月までに、ご家庭のキッチン組み込みタイプのガスコンロ接続用に設置した「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」のうち、その一部で、ガス栓の状態ならびにお客さまの使用状況によって複数の事象が重なった場合にごく稀に微量のガス漏れが発生する可能性のあることが判明しました。弊社では対象となるお客さまに安全のご確認ならびに安全なご使用をお願いするダイレクトメールを送付するとともに、今後も引き続き安心してガスをご使用いただくため、自主的に順次巡回し該当部分の確認作業を実施させていただくことといたしました。

 「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」はガス機器とガス管を直接接続する際に使用するガス栓で、ガス工事終了後、ガス管内部に残った空気を取り除くことができる空気抜き孔が備えられているものです。キッチンに組み込むタイプのガスコンロに接続する場合は、ガスコンロ下部のキャビネット内部に設置します。

 平成14年12月ならびに平成15年4月に1件ずつ、どちらも神奈川県横浜市のお客さま宅において、平成17年8月には東京都台東区のお客さま宅において、ガスコンロの点火操作を行った際、ガスコンロ下部のキャビネット内に漏れたと考えられる微量のガスに瞬間的に着火してキャビネット内部を一部焦がすといった事象が発生いたしました。
 また、本年1月下旬には、神奈川県横浜市のお客さま宅において、同様の事象によりお客さまがやけどを負う事象が発生いたしました。
 弊社で発生の原因について調査した結果、ガスコンロ下部のキャビネットが引出し型であり、さらにガス栓の空気抜き孔を使用することがあった場合に、空気抜き孔のビスの締め付け具合等によっては、キャビネット内に入れた収納物がガス栓に何度も擦れて当たることが繰り返されることでそのビスがはずれ、かつガス栓の開閉つまみも同様の原因により半開程度に動いた場合にキャビネット内部で微量のガス漏れに至る可能性のあることが判明いたしました。なお万が一、空気抜き孔のビスがはずれた場合でもガス栓の開閉つまみが正しい位置の状態であればガス漏れは発生いたしません。

 弊社といたしましては、このような事態が発生したことを真摯に受け止め、同様の事象の再発を防止するため、下記の方法によりお客さまへのお知らせならびに確認作業を無償で行ってまいります。お客さまにおかれましては、キャビネット内部に設置されたガス栓の開閉つまみが正しい位置になっていることならびにガス栓の空気抜き孔のビスがはずれていないことをご確認いただきますようお願い申し上げます。なお、機器のご使用に際してガスの臭気を感じられましたら、ご使用をなさらず、ガスの元栓を閉めていただき、東京ガスにご連絡くださいますよう重ねてお願い申し上げます。
 お客さまには、対応の実施にあたり、ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げますとともに、ご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

 

1.ダイレクトメールの送付ならびに確認を実施する対象のお客さまと件数

(1) 対象のお客さま
引出し型キャビネットが発売された平成10年9月から「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」の採用を終了した平成16年1月までの期間に、同ガス栓の取付けを伴うガス工事を行ったお客さま。
(2) DM発送ならびに確認を実施する対象件数
131万6,745件
(設置されているキャビネットの型式が把握されていないため、引出し型以外のキャビネットが設置されているお客さまも相当数含まれています)

2.経緯

(1) 平成14年12月、神奈川県横浜市のお客さま宅において、お客さまがガスコンロ使用時に点火操作を行った際、ガスコンロ下部のキャビネット内に漏れたと考えられる微量のガスに瞬間的に着火してキャビネット内部を一部焦がすといった事象が発生いたしました。また平成15年4月に別の神奈川県横浜市のお客さま宅において同様の事象が発生いたしました。
(2) 上記2件の事象について弊社にて発生の原因等を調査いたしましたが、明確な原因の判明には至りませんでした。しかしながら、リスク軽減を目的に、対象のガス栓設置時に空気抜き孔のビスの取付け状態を確認することを徹底いたしました。また、平成16年1月には「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」の採用を終了しました。
(3) 平成17年8月、東京都台東区のお客さま宅において、お客さまが引出し型キャビネットの開閉の際、中の収納物がガス栓に繰り返し接触する状況において、ガスコンロ使用時に点火操作を行ったところ、空気抜き孔から漏れたと思われる微量のガスにキャビネット内で瞬間的に着火してキャビネット内部を一部焦がすといった事象が発生しました。
(4) 弊社は過去に発生した事象を含めて一層のリスクの軽減を目的に、平成18年1月から各ご家庭を対象に定期的に実施しているガス設備安全点検巡回時の作業に、該当するガス栓部分の確認作業を追加いたしました。
(5) 平成18年1月下旬、神奈川県横浜市のお客さま宅において、お客さまがガスコンロ使用のため点火操作を行った際、ガスコンロ下部のキャビネット内に漏れていたと考えられる微量のガスに瞬間的に着火してキャビネット内部を一部焦がすとともに、お客さまもやけどを負う事象が発生いたしました。
(6) 弊社では、再度原因究明の調査を行い下記3の結論に至ったため、安全な使用のお願いを広く周知するとともに確認作業を進めていくことを決定いたしました。

3.推定される発生の原因

(1) ガス栓の空気抜き孔を使用することがあった場合に、空気抜き孔のビスの締め付け具合等によっては、引出し型キャビネット内に入れた収納物がガス栓に擦れて当たる状態で、何度も開閉が繰り返されることで空気抜き孔のビスがはずれ、かつガス栓の開閉つまみも同様の原因で半開程度に動いた場合にキャビネット内部で微量のガス漏れに至る可能性が生じます。なお、空気抜き孔のビスがはずれた場合でもガス栓の開閉つまみが正しい位置の状態ではガス漏れは発生しません。
(2) 上記(1)の状態でガスコンロの点火操作を行った際に、キャビネット内部で瞬間的な着火に至る可能性が生じます。

4.今後の対応

(1) お客さまへのお知らせ
対象のお客さまは特定できていることから、明日以降、安全の確認ならびに安全なご使用をお願いするとともに、弊社にて無償で確認作業を実施する旨をお知らせするダイレクトメールを送付いたします。また、東京ガス株式会社のインターネットホームページ<http://www.tokyo-gas.co.jp>にも掲載します。
(2) お客さまへの対応
・作業内容
 ガスコンロ下部のキャビネット内部に設置されてるガス栓の状態について、点検作業を行ってまいります。
・所要時間
 約10分/件

5.お客さまのお問い合わせ先

(1) フリーダイヤル
以下の記載のフリーダイヤルでの受付を2020年7月31日をもって終了しました。
0120−477−140
2020年8月1日以降のお問い合わせ先
0120−526−900
(2) 受付開始日
平成18年2月27日(月)
(3) 受付時間
・平成18年3月2日(木)までは24時間受付
・平成18年3月3日(金)からは午前9時〜午後7時
 (土日祝日は午前9時〜午後5時)

<該当品の見分け方>

 該当品は、ガスコンロ下部の引出し型キャビネット内部でキッチン組み込みタイプのガスコンロに直接接続されている空気抜き孔付きのガス栓です。
 ガス栓の開閉つまみが正しい位置(開)になっていること、ならびにガス栓の空気抜き孔のビス(ネジ式)がはずれていないことをご確認いただきますようお願いいたします。

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