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都市生活レポート
おうちリゾートを楽しむシングル

東京ガス株式会社
広  報  部
平成17年6月15日

東京ガス(株)都市生活研究所では、このたび、2003年に行った20〜60代の単身者を対象とした生活に関するアンケート調査を、1人暮らしのシングルが住む「家」、という視点から分析いたしました。
東京都では既に1人暮らし世帯は4割。生涯未婚者の増加、離婚の増加により、今後ますます1人暮らし世帯は増える傾向です。1人暮らしのシングルは、外での生活が中心と思われがちですが、実際には9割のシングルたちが、お気に入りの場所として「家」の中のある場所を選びました。バスルーム、トイレ、浴室、パソコンデスク、ソファ・椅子・・・がその一例です。

また、アンケートの結果からも、シングルたちのお気に入りの場所は、外ではなく「家」に存在する、ということがわかりました。他の人への配慮がいらないシングルだからこそ、自分の思うままに自分の好きな空間を作ることができる「家」。シングルたちは、家(お気に入りの場所)で過ごす時間に、心と体のリカバリをし、明日への活力をうみだす「リゾート」的役割を求めているのです。

調査概要                                           
■アンケート調査
1.20〜60代の単身者生活調査
・調査時期:2003年8月
・調査方法:郵送法によるアンケート調査
・調査対象:当研究所のモニター(TULIP)により抽出
・回収状況:有効回答数647件(回収率 40.4%)
2.30〜50代の単身者生活調査(将来の生活予測調査)
・調査時期:2004年2月
・調査方法:E-Mail 告知 Web調査法
・調査対象:電通リサーチ提携モニターより有意抽出
・回収状況:単身男性200サンプル 単身女性200サンプル
3.携帯電話のカメラ機能を利用した写真調査
・調査時期:2004年2月
・調査方法:携帯電話を使ったアンケート調査及び写真調査
・調査対象:インフォプラント提携モニター
・回収状況:20〜50代単身者 400サンプル
■ヒアリング調査
・20〜40代のシングル 15名


アンケート結果の要約                                     
T.バスルームは身近なリゾート
1.バスルームは心と体の癒しの場
 ・いやなことを吹き飛ばすお風呂(女性 30代) ・疲れがとれるお風呂(女性 30代)
 ・1日のくつろぎの時間(男性 20代)     ・手軽に違った気分になれる(女性 40代)
2.現代シングルバスルーム事情・・・入浴は楽しいが、バスルームには満足しているわけではない
 ・浴室の機能や設備に対して、「満足」は33.1%、「満足していない」が46.9%。年齢別に見ると、20代では63.8%が満足していない。
 ・追い炊き機能が「ある」場合が46.1%、「ない」場合が53.9%。なお、追い炊きを「使用している」とする回答が71.6%に及ぶことから、一人暮らしでも追い炊き機能は無駄ではない。
 ・浴室の広さに満足していない場合(あまり満足していないを含む)が59.2%、満足(やや満足を含む)の割合は37.6%。約6割がバスルームの広さに満足していない。
 ・バスルーム総合満足度では、「満足(やや満足を含む)」35.3%、「満足していない(あまり満足していないを含む)」が49.2%となった。年齢別では、20代と30代で満足していない回答者が半数を超えるが、40代を超えると評価は分かれ、60代では満足の割合が半数を超える。年齢が上がるにつれて、評価が高くなるのは、住宅の広さの影響ともいえそうである。
3.現在シングル・バスライフ
 ・夏の入浴の平均回数は、1.4回、一方冬は1.1回。年齢に関わらず、1年を通じて毎日入浴している。
 ・「1年中、シャワーのみで入浴している」シングルは31.3%。「夏はシャワーだが、それ以外は浴槽入浴」とする回答も約3割。年齢別では、20代で「1年中シャワー入浴をする」シングルが多い。
 ・シャワー浴で済ませる理由は、「汗をとるためだけなので(45.4%)」「手軽なので(42.3%)」「浴槽にお湯はり時間がない・もったいない(40.5%)」などの省力、省時間
 ・浴槽入浴時もシャワーを使う人が72%。入浴時のシャワー使用が定着している。
 ・半身浴をしたことがある人は44%、そのうち1割は半身浴を定着させている。半身浴の目的は「健康のため(55.9%)」「体を温めるため(35%)」「美容のため(29.9%)」が上位をしめている。
4.バスルームの今後
 ・入浴中には「何もしていない」場合が約半数。しかし、今後、入浴中にしたいことをみると、「歯を磨く(28.2%)」「音楽を聴く(26.1%)「テレビを見る(25.1%)」「マッサージをする(23.8%)」が上位をしめる。将来はバスルームを多目的化したい、という気持ちがうかがえる。
 ・普段、シャワーのみで入浴しているシングルのうち、浴槽入浴をしたいとするシングルは82.5%。入浴に対し「清潔になる」という機能だけではなく、浴槽入浴のリラックス効果など、精神的な部分での効用を求めていることがわかる。
 ・浴室にほしい機能としては、「外の景色が見える浴室(69.6%)」「ジャグジー機能(68.3%)」「多機能シャワー(61.7%)」が上位にあげられた。浴室にプラスの価値を取り入れ、居心地良い空間を求める傾向は今後も高まるだろう。

U.現代シングル キッチン・ダイニング事情
1.キッチンには「節約の喜び」「健康の喜び」がある
 都市生活レポート「20〜50代単身者の食生活(都市生活研究所発刊)」によると、シングルが調理する目的のひとつめは「節約」、2つめは「健康」である。
なお、ヒアリング調査から、以下の意見が聞かれた。
 ・自分で作れば安くて美味しい食事が楽しめる、安心できる。  ・・・「節約の喜び」
 ・自分の健康は、自分で考えて守る  ・・・「健康になる喜び」
2.ダイニング(食べる場所)が充実すると、「食べる喜び」は拡がる 
 「20代〜50代単身者の食生活」によると、シングルが食事をする場所は外ではなく、「家」がメイン。家で食べる理由を聞くと「落ち着く」「好きな格好で食べられる」などの声が多く聞かれた。
3.キッチン・ダイニングの今後
 ・キッチン満足度は全体の34.9%、不満は46.5%であり、不満を感じている人が多い。年齢別で見た場合には、年齢が高くなるほど、満足度が高くなる。
 ・コンロの満足度は口数で決まるところが大きい。口数に満足している人は、使用中コンロに満足している割合が高い。
 ・コンロの口数を年代別にみると、20代で1口の割合が多く(51.4%)、30〜50代は2口、40代以上になると3口の場合が3割を超える。口数に対する満足度をみると、20代では満足していない割合が47.3%と多く、年代が高くなれば、満足していない割合は減る。また、現在の生活にマッチする口数をみると、1口コンロが多い20代では77.8%が2口コンロを希望している。作る喜び拡大のためには、2口コンロ以上は必須といえそうである。

V.現代シングル寝室(睡眠)事情
1.どのくらい睡眠時間をとっているのか
 平日の平均睡眠時間と家滞在時間は、年齢が高くなるにつれて、睡眠時間、滞在時間とものびていく。
                 全体  20代  30代 40代 50代  60代
  平日平均睡眠時間    6.56  6.42  6.4   6.47  6.69  7.13
  平日平均家滞在時間   6    4.92  5.1   5.79  6.72  9.6
2.シングルが語る眠る喜びと睡眠の悩み 
 携帯電話のカメラ機能を使用した調査では、あなたの好きな場所として、布団やベッドなどいわゆる寝る場所が、浴室と同様、多くあげられた。
 ・美容によい睡眠環境があれば、いうことなし(女性 20代)
 ・熟睡のために最新の注意を払う(女性 30代)
3.よりよい睡眠環境提案が寝室の価値をあげる
 平日、家にいる時間の多くは睡眠が占めることから、睡眠環境を充実させることが家の価値をあげることにつながると考えられる。

W.現代シングル安心・安全事情・・・おうちは守ってくれる安心リゾートではない
1.安心はまだ買うものになっていない
 ・自宅での防犯対策について、満足しているシングルは28.3%、満足していないシングルは46.1%。
 ・今後の防犯対策計画に関しては、自分ではなく「プロ」の力を借りたい、と考えるシングルが1/4程度いる。
2.ペットとの暮らしは心の安心、将来ペットと暮らしたいシングル約4割
 ・将来ペットと暮らしたいというシングルは39.1%。
 なお、ヒアリングの結果では、安全を守るよりもむしろパートナーと暮らす安心感のためにペットを飼いたいという意見は大きい。

このレポートは、2005年7月以降、都市生活研究所の
ホームページに掲載いたします。
http://www.toshiken.com

 

 

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