プレスリリース

2024年度入社式における社長祝辞(要旨)

2024年4月1日
東京ガスネットワーク株式会社

 新入社員の皆さん、ご入社、誠におめでとうございます。
 本日ここに、共に働く新しい仲間をお迎えできたことを大変嬉しく思っています。

東京ガスネットワークの使命

 1月1日の夕方発生し最大震度6強を記録して、大きな被害が出た能登半島地震。亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被災された皆様、今も避難生活を余儀なくされている方々にお見舞い申し上げます。
 新年早々の大きな揺れに、本当に驚きましたが、皆さんはその時どうされていましたか。私は当社の供給エリアに大きな被害はないか、他社の復旧応援に行くことになるかもしれない、など様々なことが頭をよぎり、東京ガスネットワークの各社員も情報収集等に動きました。その後、現地の事業者の皆さまがガス漏れや液状化、ガスメーターの安全装置作動による遮断状態からの復帰作業等に対し、大変なご苦労をして自社内で何とか解決され、私どもに対し応援隊の派遣要請はありませんでしたが、電気や水道、道路等の被害状況やその後の復旧作業を目の当たりにするに連れ、インフラ、ライフラインの重要性を再認識するとともに、そうした役割を果たしていく責任の重さを痛感しました。皆さんは、こうした大きな社会的使命を担う会社に入社されたのです。

 私ども東京ガスネットワークは、ガス事業法改正により、ガス導管事業を担う会社として、東京ガスから分離独立し今日で3年目を迎えました。ガス事業法第1条には、法律の目的として、「使用者の利益の保護」「ガス事業の健全な発達」「公共の安全の確保」の3つが掲げられており、その主たる担い手が、ガス導管事業者、すなわち私たち東京ガスネットワークであるわけです。

 また、東京ガスグループでは現在、ガス、電気に次いでソリューション事業を第3の柱として育成し、社会やお客さまの多様な課題の解決に貢献するための様々な施策を展開しています。その中で、私たち東京ガスネットワークは、都市ガス事業を進化させ、より多くのお客さまがガスを使いたい時にいつでも、安全・便利・快適に利用できることを実現していくことが期待されています。

取り巻く環境の変化と課題への対応

 社会やお客さまがエネルギーに求めることは急速に変化しており、エネルギーの安定的な調達・供給と脱炭素・カーボンニュートラルとの両立、大規模自然災害に強いインフラづくり、被害が発生した場合の復旧のさらなる早期化といったレジリエンスの強化などの課題に柔軟かつスピーディーに対応できないと、今後とも都市ガスがなくてはならないエネルギーであり続けることが難しくなります。

 他エネルギーとの競争力や将来の事業継続性を担保するためには、DXやAI等を活用した業務の効率化や生産性の向上が不可欠となります。こうした取り組みが、私たちの新たなビジネスの拡大にも結びついていくものとも考えています。

 エネルギー事業の基本となる「S+3E」、すなわち「安全性」をベースとしつつ、「環境性」「経済性」「供給安定性」を満たすというエネルギー事業の基本を大事にしながら、都市ガス・ガス事業の価値・存在感を高めていきましょう。これから皆さんに担っていただく業務一つひとつが、都市ガス・ガス事業の評価につながっていきます。お客さまに、これからも「ガスっていいね」と言っていただき、都市ガスを選択していただけるよう業務に取り組んでいただき、挑戦してほしいと思います。

新入社員の皆さんにお願いしたいこと、期待していること

(1)「プロフェッショナル」を目指してほしい
 私たち、東京ガスネットワークの「ありたい姿」は、「プロフェッショナルとしての誇りを持ち、持続可能な社会を実現するエネルギーインフラになる」です。ガスについてきちんと勉強し、知識を習得していただくとともに、業務について先輩から学び、わからないことは一つずつ確認してください。まずは基礎となるスキル・知識をしっかり身につけた上で、それぞれの専門性を伸ばし、成長し続けてほしいと思います。

(2)「Change & Challenge」を続けてほしい
「Change & Challenge」は私たちの合言葉です。東京ガスネットワークが成長し続けるため、現状に満足することなく、常に業務の仕組みを見直し、ワクワクしてやりがいを感じられる仕事に進化させていくことが必要です。これまでの仕事のやり方にとらわれることなく、積極果敢に業務改革・スマート化にチャレンジしてほしいと思います。

 本日、社会人としての第一歩を踏み出した新入社員のみなさんが、当社で充実した日々を過ごして成長し、大いに活躍されることを期待すると共に、今後の人生が実り多きものとなることをお祈りしています。

参考

新入社員数 2024年度 2023年度
大学院卒
大学卒
78 73
高専卒 27 16
高校卒 5 4
その他 - -
合計 110 93

以上

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