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スマートエネルギーネットワーク

スマートエネルギーネットワーク

地域におけるエネルギーをネットワーク化するスマートエネルギーネットワークは、低・脱炭素化の社会的コストを抑制しながらお客さま先のCO2削減に貢献するものです。

スマートエネルギーネットワークとは

スマートエネルギーネットワーク(以下、スマエネ)は、ガスコージェネレーションシステム(以下、コージェネ)※1を核として地域で使用する熱と電気をネットワーク化するとともに、これらのエネルギーをICTにより的確にマネジメントするシステムです。エリア全体の熱・電力の需要と供給を最適化できるため、地域全体の省エネ・省CO2を促進します。また、分散型エネルギーシステムを活用するため、災害時にもエネルギー供給を継続できる等、地域のレジリエンス機能強化にも貢献します。
※1 ガスコージェネレーションシステムは天然ガスを燃料に発電し、発電時に得られる廃熱を蒸気や温水として取り出し、発電した電気と合わせて有効利用することができる分散型エネルギーシステム。

既存工業団地へのスマートエネルギーネットワーク構築

清原工業団地スマエネ事業は、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)が既存工業団地にスマエネを構築した事例です。栃木県宇都宮市の清原工業団地内にある、複数企業の事業所(3企業7事業所)に対して、コージェネを主体とするスマートエネルギーセンターと、電力自営線および熱導管からなる環境性・供給安定性に優れた独自のエネルギーネットワークを構築しました。これによって、事業所単独では実現が難しい約20%の省エネと約20%の省CO2※2を実現しています。内陸型工業団地において、異業種の複数事業所向けに電力と熱を合わせて供給する取り組みは、国内初の「工場間一体省エネルギー事業」です。本事業は2020年度コージェネ大賞理事長賞、2021年度省エネ大賞経済産業大臣賞を受賞しました。
※2 スマートエネルギーセンターから送られる電力と熱を対象とする削減率(2015年度比・2020年実測値)。原油換算約▲11,500kL/年、CO2削減量約▲23,000t/年。

清原スマートエネルギーセンター概念図

社会へのインパクト

  • エネルギー利用の最適化によって、エネルギー効率の改善に貢献
  • 分散型エネルギーシステムの活用で地域のレジリエンス機能を強化することによって、自然災害による被害の軽減に貢献

SDGs7 8 9 11 13 17

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