プレスリリース

新造LNG船の長期定期傭船契約を商船三井と締結

2024年3月5日
東京ガス株式会社
東京エルエヌジータンカー株式会社

 東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一、以下「東京ガス」)の100%出資子会社である東京エルエヌジータンカー株式会社(社長:竹内 敦則、以下「東京エルエヌジータンカー」)は、株式会社商船三井と、新造LNG船1隻(以下「本船」)の長期定期傭船契約を締結しました。今回の締結により、東京エルエヌジータンカーが長期傭船契約を締結するLNG船は11隻*1となります。

 本船は、韓国のHanwha Ocean Co., Ltd.(ハンファオーシャン社)のコジェ造船所にて建造予定で、燃料消費効率を改善した最新型のマンエナジーソリューション社製エンジン(ME-GA)*2を搭載し、従来のLNG船と比べ、温室効果ガスの相当な排出削減が期待されます。なお、2026年より、東京ガスグループの原料調達やLNGトレーディングで活用される予定です。
 東京ガスグループは、本船の契約により、世界のLNGを取り巻く環境が変化している中、今回の契約により環境に一層配慮しつつ、引き続き安定したエネルギー調達を推進していきます。

本船概要

主要寸法 全長294.9m 船幅46.4m
船型 船型174,000m3メンブレン型
搭載主機 ME-GA
航海速力 毎時19.5ノット
竣工予定 2026年

 東京ガスグループは、経営ビジョン「Compass2030」で「CO2ネット・ゼロへの挑戦」ならびに「LNGバリューチェーンの変革」を掲げています。AO&T*3の高度化を実現し、安定性・環境性・柔軟性に優れたエネルギー供給を通じて、「エネルギー安定供給と脱炭素化の両立」を実現してまいります。

  • *1:
    本船以外のLNG船長期定期傭船契約
    ・エネルギーフロンティア(2003年就航 商船三井管理船)
    ・エネルギーアドバンス(2005年就航 商船三井管理船)
    ・エネルギープログレス(2006年就航 商船三井管理船)
    ・エネルギーナビゲーター(2008年就航 商船三井管理船)
    ・エネルギーコンフィデンス(2009年就航 日本郵船管理船)
    ・エネルギーホライズン(2011年就航 日本郵船管理船)
    ・エネルギーリバティ(2018年就航 商船三井管理船)
    ・エネルギーグローリー(2019年就航 日本郵船管理船)
    ・エネルギーイノベーター(2019年就航 商船三井管理船)
    ・エネルギーユニバース(2019年就航 商船三井管理船)
  • *2:
    推進用DF(Dual Fuel)低速ディーゼルエンジン。燃料油を用いるディーゼルモードと天然ガスを用いるガスモードでの運転が可能。排気ガスを循環させるEGR(Exhaust Gas Recirculation)を搭載していることにより、NOx排出量の低減やガスモードでは未燃ガスの排出削減と燃費向上が計られ、温室効果ガス削減に寄与する
  • *3:
    Asset Optimization & Trading:設備最適稼働とトレーディングの一体運用

以上

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