東京ガスグループトピックス

低CO2で災害に強い街づくりを◆SDGs11:「田町スマエネプロジェクト」の取り組み

2021年11月8日

こんにちは。東京ガス不動産 開発推進部 齊藤です。
11月8日は「世界都市計画の日」。世界各国で、住みやすい街づくりや環境にやさしい都市計画などについて考える日となっています。

東京ガスグループは、地域冷暖房事業やエネルギーサービス事業を通じて、大規模開発における省エネ・省CO2に取り組んできました。

今日は、2つの開発街区各々のエネルギープラントを連携させることで、環境性をさらに向上し、災害に強い街づくりを実現した「田町スマエネプロジェクト」の取り組みをご紹介します!

「田町スマエネプロジェクト」とは

東京ガスグループでは、2007年から東京都港区と連携し、「田町駅東口北地区」において「田町スマエネプロジェクト」を推進してきました。

この地区では、2014年11月の運用開始当初より、スマートエネルギーネットワーク・エネルギーマネジメントシステム(以下「SENEMS」)にてエネルギー供給を最適にコントロールするとともに、災害時にも本地区に必要な電気と熱を100%(※1)、72時間以上継続的に供給できるシステムを構築してきました。

※1…お客さまが予め災害時必要負荷として設定したエネルギー負荷に対して100%。

街区イメージ

2020年7月に、msb Tamachi田町ステーションタワーN(タワーN)の竣工とともに、スマートエネルギーセンター第一プラントと第二プラントを連携させる熱融通配管の開通、省エネ設備の充実により、田町駅東口北地区でのスマートエネルギーネットワークの構築が完成し、地域全体での最適な電気・熱供給による省エネ・省CO2が実現するとともに、片側プラントに障害が発生した場合にもう一方のプラントからバックアップすることによる強固な防災性を備えた地区に進化しました。

気象予報データと熱・電力負荷実績に基づいたコントロールが可能になるなどSENEMSが最大限の能力を発揮できるようになり、さらなる省エネ・省CO2(2005年比30%CO2削減)を実現しています。

また、タワーNは停電時においても72時間以上にわたり電力を供給。

ガスコージェネレーションを活用し、オフィス専有部および共用部にも電力を供給します。

   

スマエネは熱・電気・情報をネットワーク化し、街全体でエネルギーを地産地消するシステムです。このシステムは、省エネや環境性、防災性の向上に貢献し、都市機能の高度化を実現する次世代の街づくりのスタンダードとして注目されています。

JR田町駅直結。新しい街づくり「ムスブ田町」

 

JR田町駅に直結する「田町駅東口北地区」に、「スマートエネルギーネットワーク(スマエネ)」の構築とともに、公民連携の大型複合開発による新しい街が誕生しました。

 

東京ガス不動産株式会社・三井不動産株式会社・三菱地所株式会社の3社による、新しいビジネス街区のあり方を見つめるプロジェクト「ムスブ田町」。

ムスブ田町は、オフィス、商業施設、ホテル、地域の総合支所、スポーツセンター、病院、公園など、多様な価値が交わるこの街に「新たな都市の拠点ゾーン」として位置しています。

▼詳しくはこちら
https://www.tokyogas-re.co.jp/about/tamachi/


JR「田町駅」から「ムスブ田町」、公共街区(みなとパーク芝浦・愛育病院・芝浦公園)までを繋ぐペデストリアンデッキも整備され、バリアフリーの歩行者ネットワークが形成されています。

 

2020年9月1日に開業したタワーNの低層階には15店舗の商業施設を併設しています。皆さまのご来館をお待ちしております。

▼「ムスブ田町」ショップガイドはこちら
https://www.msb-tamachi.net/guide/


▼アクセス
JR山手線、京浜東北線「田町」駅 
芝浦口(東口)からペデストリアンデッキ直結

東京ガスグループは、「msb Tamachi」をはじめとする大規模複合開発や、保有地を活用した不動産事業を通じて、安心・安全・信頼の東京ガスブランドを継承する「快適な暮らしづくり」と「環境に優しい都市づくり」に努めてまいります。


▼東京ガス不動産ホームページはこちら
https://www.tokyogas-re.co.jp/

 
 

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