地震対策

ガスの供給を停止した地区では迅速な復旧を行うため、
ITを活用したシステムを整えています。

ガスの供給を停止したブロックごとに被害状況を的確に把握し、最適な復旧方法を選定します。復旧作業にあたってはITシステムを最大限活用し、効率的に作業を進めます。

大地震発生・ガス供給停止

復旧までの流れ

地震発生直後から各地最適な復旧方法を判定する、「地震防災システム」。ガバナの情報を収集し、最適な復旧方法を素早く判定します。

供給停止したブロックの地区ガバナの圧力情報をSUPREMEで収集します。SUPREMEによる被害推定情報と併せて、最適な復旧方法を自動的に判断します。

復旧までの流れ

迅速な復旧を行うため、ITを活用したシステムを整えています。

地区ガバナ再稼働

●地震による被害がなく、ガスを遮断した後も、導管内の圧力が低下していないブロックをSUPREMEが抽出します。
●遠隔再稼働が可能な地区ガバナについては、現地に向かうことなく、遠隔操作により、速やかに供給を再開します。

被害状況に応じて復旧開栓不在受付の手順を組み合わせます

HURRY

 

●HURRY
地震等によるブロック供給停止時において、復旧進捗管理を支援します。

復旧計画に基づき、各供給停止ブロックの復旧手法を登録し、その進捗(閉栓作業・修繕工事・漏えい調査・開栓作業)を管理します。適切に要員を投入し、効率的な復旧体制を整備することが可能になります。

 

●TG-DRESS
復旧作業結果を携帯電話等により現場からリアルタイムに報告するシステムです。

従来は作業後にスタッフがまとめて結果入力をしていましたが、TG-DRESSを使うことで、結果集計が大幅に効率化され、翌日の作業計画立案もスピーディになりました。
熊本地震でも活用され、早期復旧に大きく貢献しました。

大規模な災害時 全国の都市ガス事業者の応援体制

全国200余社の都市ガス事業者は、一般社団法人日本ガス協会を通じ、地震災害復旧に対する要員や資機材を相互に協力する体制をつくっています。
大きな被害があった場合、全国の都市ガス事業者は相互に応援しあい、1日も早い供給再開に向けて復旧作業に取り組みます。

大規模な災害時 全国の都市ガス事業者の応援体制

情報提供

テレビやラジオ等の報道機関、および東京ガスグループのホームページやSNSなどを通じて、お客さまに以下のような情報をお知らせいたします。

  • 供給停止地域や復旧状況などの最新情報を周知
  • ガス使用前のガス機器の確認と異常がある場合のガス使用禁止のお願い

ガスの臨時供給

迅速な復旧を求められる病院などには「移動式ガス発生設備」を用いて、供給再開までの間、ガスを臨時供給することもできます。

移動式ガス発生設備 移動式ガス発生設備

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