東京ガス株式会社は、1994(平成6)年6月から1996(平成8)年2月までに、東京ガスグループの工事会社ならびに販売店が施工した、ガスコンロ下部の収納庫内におけるガスフレキ管とガス栓等の接続工事の一部で、不適切な作業が行われていたことが判明したため、下記のとおり、同様の作業が行われた可能性のあるお客さまにダイレクトメールを発送してお知らせするとともに、個別に訪問して施工状況の点検を行い、不適切な作業が行われていた場合には改めて接続工事を行うことといたしました。
弊社といたしましては、このような事態が発生しましたことを重く受け止めており、お客さまに大変なご迷惑ならびにご心配をおかけすることになりましたことを心からお詫び申し上げます。
このたびの不適切な作業は、2012(平成24)年7月18日に東京都杉並区のお客さま宅において、ガスコンロのグリルに点火した際、ガスコンロ下部の収納庫内に漏れたと考えられる微量のガスに着火し、収納庫内部を一部焼損するとともに、お客さまの前髪の一部を焦がす事象が発生し、その発生の原因として推測したものです。
また、過去に同様の事象が発生していないか調査したところ、2004(平成16)年2月に東京都江戸川区のお客さま宅において瞬間的に煽られたコンロの炎により頭髪の焦げと軽度の火傷となる事象が発生しており、また2010(平成22)年10月に埼玉県さいたま市のお客さま宅においてガスコンロ点火時に下部の収納庫内で瞬間的に着火して人身被害はないものの収納庫の一部を焦がした事象が発生していたことが判明しております。加えて、2011(平成23)年5月には、東京都世田谷区のお客さま宅におけるリフォーム工事に伴う作業中において、また、2012(平成24)年4月には、神奈川県横浜市のお客さま宅におけるガス機器交換時に、このたびと同様の不適切な作業と思われる状況が確認され、それぞれ東京ガスグループの販売店、お客さまから連絡があり、これまでに不適切な作業に起因すると推測される事象は5件判明しております。なお、いずれも1995(平成7)年に施工されております。
弊社といたしましては、このような事態が発生しましたことを真摯に受け止め、同様の事象の再発を防止するため、下記の方法によりお客さまにお知らせしてご注意をお願いするとともに、順次点検作業を行ってまいります。
お客さまには、作業の実施にあたり、ご迷惑をおかけいたしますことを深くお詫び申し上げます。
何卒、ご理解の上、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。