東京ガス株式会社は、平成18年2月27日※1ならびに同年4月21日※2に『「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」のご使用に関するお願いと自主的な確認作業の実施』について公表し、対象となる「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」を設置したお客さまへの点検作業を行ってまいりました。このたび、平成18年5月に点検作業を完了した東京都のお客さま宅において、本年11月18日にガスコンロ下部にある「引出し型キャビネット」内部で微量のガスが漏れ、ガス栓および接続するフレキ管の一部が焼損するという事象が発生し、弊社で確認したところ「引出し型キャビネット」内に設置された「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」のビスが外れ、ガス栓の開閉つまみが半開状態になったことでガスが漏えいしたことが判明しました。なお、他に同様の原因により着火に至った事象が1件、ガス漏れのみの事象が1件発生しております。
弊社ではこれまでの点検作業で、「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」のビスの増し締めを行い、確認済のシールを貼付しております。増し締めされたビスは自然に外れることはなく、また当該のお客さま宅において、点検実施以降、弊社グループ企業によって空気抜き孔を使用すると考えられる作業が発生していないことも確認しており、ビスが外れた明確な原因については不明な状況です。
弊社におきましては、今後もお客さまに安全に安心してガスをご使用いただくため、「空気抜き孔付き機器接続ガス栓」が設置されている「引出し型キャビネットタイプ」のシステムキッチンをご使用のお客さまに対して、ご使用上のお願いに関するダイレクトメールを発送するとともに、順次、訪問のうえ、ビスの取り外しが出来ない状態にする作業を実施いたします。
お客さまにおかれましては、ご使用に際して大変ご迷惑をおかけいたします。何卒、ご理解のうえ、ご協力を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。