東京ガス株式会社は、本年10月21日に経済産業大臣から文書により、「特定地下室等」に設置されたガス管の漏えい検査の不備に対する報告を求める指示を受け、同日、「『特定地下室等』を有する建物におけるガス設備点検周期の誤った運用」について、公表いたしました。
本事象は、地下階でガスを使用している一部の建物について、システムへの登録内容の誤りにより、本来は14ヵ月に1回以上の周期で漏えい点検を実施すべきところ、一般の建物と同様の40ヵ月に1回以上の周期による漏えい点検対象として誤って運用していたことに加えて、ガス消費機器の使用に関する安全周知の周期を1年に1回行なうべきところを3年に1回の周期で誤って運用をしていたことが49棟の建物で判明したものです。その後、同様の可能性のある17,297棟の建物について調査を行った結果、新たに248棟で誤った登録が確認され、加えて前回の公表時点で判明していた49棟のうち2棟が対象外であることが判明し、本日、経済産業省に発生の原因ならびに再発の防止と合わせて報告いたしました。
このたびの調査で誤った登録が判明した建物のうち、前回の点検から既に14ヵ月以上を経過している、もしくは間もなく14ヵ月になる165棟のお客さまにつきまして、速やかにガス設備の漏えい点検作業を実施いたします。
弊社といたしましては、このような事態が生じましたことを極めて重く受け止めており、再発の防止に努めてまいります。
対象のお客さまにはガス設備の漏えい点検作業の実施にあたり、ご迷惑をお掛けいたしますことをお詫び申し上げます。何卒、ご理解の上、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。