東京ガス株式会社は、他ガス事業者2社とメーターメーカー会社5社で、主に業務用のお客さまに設置している「大型マイコンメーター*1(25号〜120号)」を共同開発し、平成8年2月に採用しておりますが、このたび、メーターメーカーの1社から、同大型マイコンメーターが経年により「内管漏えい警報機能*2」の性能が低下する恐れがある旨の連絡を受けました。
同マイコンメーターは、「内管漏えい警報機能」を装備しており、この機能の性能が法令の規定を満たす場合は、法令により実施が定められている定期的(40月に1回以上)な「ガス漏えい検査」を省略できることになっております。弊社では、同マイコンメーターが設置されている約5万4千件(台)のお客さまのうち、約5万3千件(台)のお客さまにつきましては、3年に1度の定期保安点検時に「ガス漏えい検査」を実施しております。しかしながらこのたび、経年により「内管漏えい警報機能」の性能が低下する恐れのあることが判明したため、これまでに定期的な「ガス漏えい検査」を省略してきた約1千件(台)のお客さまのうち、最近の業務機会において「ガス漏えい検査」を実施していない785件(台)のお客さまにつきまして、下記のとおり「ガス漏えい検査」を実施させていただくことといたしました。また今後、同マイコンメーターを設置しておりますお客さまにつきましては、定期保安点検時に「ガス漏えい検査」を実施してまいります。
なお、現在お客さま宅で使用中の大型マイコンメーターに当該の事象が発生した場合でも、法令に定められているマイコンメーターの安全機能につきましては正常に機能しております。また、計量法に基づくガスの計量性能につきましても基準内となっており、継続しての使用にあたり問題のないことを確認しております。
弊社といたしましては、このたびの事態が生じましたことを重く受け止めており、お客さまには、大変なご心配ならびにご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申し上げます。また今後、同様の事象が発生しないよう、再発の防止に努めてまいります。
何卒、ご理解の上、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。