東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)100%出資子会社である東京ガスアジア社(社長:小林 信久、以下「東京ガスアジア」)と三井物産株式会社(社長:安永 竜夫、以下「三井物産」)の合弁会社であるエムアイティージー社(以下「MITG」)は、出資しているガルフ・ダブルエイチエー・エムティー・天然ガス配給会社(以下「GWHAMT」)を通じ、タイ王国のダブルエイチエーイースタンシーボード2工業団地(以下「本工業団地」)において、12月1日より、産業需要家向けに同国では初となる民間企業単独でのガス配給を開始しました。
本工業団地は、タイ政府が新たな産業を呼び込むために指定した投資奨励地域「東部経済回廊(EEC)」にあり、日系企業のみならず多くの外資企業からも進出意欲が高い工業団地となります。
東京ガスおよび東京ガスアジアは、日本国内における長年の歴史と経験を持つガス配給事業のノウハウに加え、エネルギーソリューション提案およびオペレーション・メンテナンスや営業支援などのLNGバリューチェーンのノウハウも保有しています。それらのノウハウを活用し、ガス配給先となる本工業団地においてさらなる事業拡大を目指します。
東京ガスは、1969年11月4日に日本で初めてLNGを導入しました。2019年、LNGは導入50周年を迎えます。東京ガスグループは、今後も総合エネルギー事業に関わる技術・ノウハウを活かし、東南アジア・北米において事業展開するお客さまへのエネルギーソリューションや、現地のエネルギーインフラ構築などに貢献していくとともに、現地エネルギー会社とのアライアンスなどを通じて、現地におけるバリューチェーン展開にもチャレンジしてまいります。
<参考>
GWHAMTは、タイ王国における民間大手の発電事業者であるガルフ・エナジー・デベロップメント社(CEO:サラット・ラタナバディ、以下「GED」)および民間大手の工業団地向けユーティリティ供給事業者であるダブルエイチエー・ユーティリティ・アンド・パワー社(CEO:ウィサート・チュンワタナー、以下「WHAUP」)、MITGの3社による持株会社です。傘下のガス配給事業会社を通じ、WHAUPの親会社であるヘマラート・ランド・アンド・デベロップメント社が保有する工業団地の産業需要家向けにガス配給事業を行います。なお、タイ王国においてGWHAMTは、民間企業のみによる初めてのガス配給事業者となります。
現地セレモニーの様子
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出資・協力関係スキーム図 |
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GWHAMT社の概要 |
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会社名称 |
Gulf WHA MT Natural Gas Distribution Company Limited |
設立年月 |
2015年5月 |
本社所在国 |
タイ |
登録資本金 |
126.4百万タイバーツ(約442百万円、3.5円/タイバーツ換算) |
株主構成 |
GED(35%)、WHAUP(35%)、MITG(30%) |
主な事業内容 |
ガス配給事業の企画・管理、投資業務 |
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MITGの概要 |
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会社名称 |
MITG(Thailand) Limited |
設立年月 |
2018年1月 |
本社所在国 |
タイ |
株主構成 |
東京ガスアジア50%、三井物産50% |
主な事業内容 |
GWHAMT社の管理、投資業務 |
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GEDの概要 |
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会社名称 |
Gulf Energy Development Public Company Limited |
CEO |
サラット・ラタナバディ |
設立年月 |
2011年8月 |
本社所在国 |
タイ |
登録資本金 |
10,666.50百万タイバーツ |
主な事業内容 |
電力・蒸気・冷水の供給事業、および関連事業の持株事業 |
社員数 |
1,000名 |
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WHAUPの概要 |
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会社名称 |
WHA Utilities And Power Public Company Limited |
CEO |
ウィサート・チュンワタナー |
設立年月 |
2008年6月 |
本社所在国 |
タイ |
登録資本金 |
3,825百万タイバーツ |
主な事業内容 |
工業団地等におけるユーティリティ・電力供給事業 |
社員数 |
100名 |
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東京ガスアジアの概要 |
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会社名称 |
Tokyo Gas Asia Pte. Ltd. |
社長 |
小林 信久 |
設立年月 |
2014年12月 |
本社所在国 |
シンガポール |
株主構成 |
東京ガス100% |
主な事業内容 |
東南アジア全域での事業投資・管理、各国拠点統括 |
社員数 |
17名 |
参考資料
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「LNG50th」記念ロゴおよび特設サイトについて |
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1969年11月4日。東京ガスは、日本で初めてLNG(液化天然ガス)を導入しました。
日本の産業や人々の暮らしを支えるエネルギーを、長期間安定して供給するために。
それは環境に配慮したクリーンなエネルギーだから。
そんな強い想いからはじまった一大プロジェクトでした。
2019年、LNGは導入50周年を迎えます。
これを機に「LNG50th」記念ロゴを制作すると共に特設サイトを開設しました。
これまでも、これからも。
私たち東京ガスグループは、安心してお使いいただけるエネルギーをみなさまに届けていきます。
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記念ロゴ |
「LNG導入50周年」の歴史をのせて次なる半世紀もエネルギーの未来のために、新たな歴史を切り拓いていくという決意を込めています。
ヨコ |
タテ |
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「LNG導入50周年」をテーマにした企業コミュニケーションの情報集約の場として、特設サイトを期間限定で開設します。50年前のLNG導入の経緯や現在の取り組みなどについて、随時更新していきます。
※2018年10月1日~2019年12月31日の期間、記念ロゴを活用し、特設サイトを開設します。
以上