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プレスリリース

都市ガス改質型水素発生装置「suidel(スイデル)」の
実証試験開始について

東京ガス株式会社
平成30年10月16日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、工場向け水素供給の分野において、水素使用量の少ないお客さまにも都市ガスを原料とした水素をオンサイトにてご利用いただけるよう、従来よりも小型の都市ガス改質型水素発生装置「suidel(スイデル)」(以下「スイデル」)の販売に向け、2019年1月から実証試験(以下「本実証」)を開始します。

スイデルは、東京ガスがエネファーム向けに開発した都市ガスから水素を製造する燃料処理技術を活用した、5Nm3/h級の小流量タイプの水素発生装置です。カードルなどで外部から水素を調達しているお客さまがスイデルを導入することで、調達頻度削減による省力化および安価な水素製造による省コスト化を実現できます。

本実証では、実際に水素をお使いのお客さま先で機器の耐久性および供給能力や水素品質についての検証を行います。あわせて、お客さま先での設置性向上を目指し、カードル(10m3ボンベ30本)と同等のコンパクトな設置面積を実現し、2019年度内の商用化を目指します。

東京ガスは、本実証で得られた知見や課題の解決を通して、都市ガス改質型のオンサイト水素供給設備の普及拡大に努めることで、より良い水素エネルギー利用社会の実現に貢献してまいります。

実証試験の概要

1. 期間:2019年1月から約1年(予定)
2. 実証試験機のシステムフロー

スイデルの目標仕様

水素製造量 5Nm3/h
水素純度 99.99vol%以上
水素原単位 0.35Nm3-都市ガス13A/Nm3-H2
サイズ 1.5m×1.7m×2.0m(W×D×H)以下

<製品イメージ図>

以上

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