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プレスリリース

自社LNG船の命名について

東京ガス株式会社
平成30年10月3日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)の100%出資子会社である東京エルエヌジータンカー株式会社(社長:比護 隆、以下「TLT」)は、本日、ジャパン マリンユナイテッド株式会社(社長:千葉 光太郎、以下「JMU」)の三重県津事業所において、日本郵船株式会社(社長:内藤 忠顕、以下「日本郵船」)と共有する新造LNG船(保有比率:TLT70%、日本郵船30%、以下「本船」)の命名式を行いました。

船名は「エネルギーグローリー」。
グローリーには「光輝く」という意味があります。本船は、主として米国コーブポイントプロジェクトからのLNG輸送に活用する予定です。従来のようなアジアや豪州地区などとの定期航路だけでなく、大西洋航路も含む、光り輝く大海原でワールドワイドに活躍するという期待をこめて命名されました。

本船は、国産技術の自立角型タンク方式(以下「SPB方式※1」)を採用し、拡張後のパナマ運河を通峡可能な船型となっています。SPB方式は、株式会社IHI(社長:満岡 次郎)とJMUが開発したもので、タンクの大部分が船体内部に効率良く収まる構造で、タンク形状にも自由度があるため、低抵抗船型を可能とし低燃費での航行が実現できます。

また、米国沿岸における環境規制※2に対応するため、低硫黄油も使用可能な三元燃料ディーゼル機関電気推進方式※3(TFDE:Tri Fuel Diesel Electric)と、ボイルオフ率※4を世界最小(0.08%/日)にするタンク防熱仕様を採用することにより、優れた環境性と燃費性を実現しました。

本船は、TLTが保有・管理する9隻目のLNG船となり、SPB方式によるLNG船は、エネルギーリバティ号に続き2船目となります。なお、船舶管理は20年間の傭船契約に基づき、日本郵船が実施します。

東京ガスは、1969年11月4日に日本で初めてLNGを導入しました。2019年、LNGは導入50周年を迎えます。私たち東京ガスグループは、これからも安心してお使いいただけるエネルギーをみなさまにお届けしてまいります。

※1: Self-supporting Prismatic-shape IMO type Bの略
※2: 米国沿岸の沖合200海里までの海域における、船舶からの排気ガスに含まれる硫黄酸化物(SOx)の排出規制
※3: 低硫黄油(軽油)、重油およびガスを燃料としてディーゼル機関により発電し、電気モーターによりプロペラに推進力を伝えるシステム
※4: 航行中にカーゴタンク内で自然気化する天然ガスの割合

エネルギーグローリーの概要

全長 299.9メートル
48.90メートル
総トン数 122,800トン
LNGタンク SPBタンク方式
タンク容量 165,000m3
主機関 三元燃料ディーゼル機関電気推進方式
航海速力 19.5ノット
就航 2018年12月(予定)

左より、JMU 千葉社長ご令室、JMU 千葉社長、TLT 比護社長
東京ガス 内田社長ご令室、東京ガス 内田社長、日本郵船 内藤社長ご令室、日本郵船 内藤社長

命名式で命名宣言を行う内田社長

エネルギーグローリー

東京エルエヌジータンカー株式会社の概要

商号 東京エルエヌジータンカー株式会社
設立年月日 1991年3月5日
本店所在地 東京都港区海岸1-5-20
取締役社長 比護 隆
事業内容 船舶の保有、船舶貸渡業、LNGおよびLPGの海上輸送、海事関連の調査等
資本金 12億円

東京エルエヌジータンカー株式会社の保有・管理LNG船

  船名 タンク容量
(m3
種別 竣工
(予定)
東京エルエヌジータンカーの保有比率 対象LNGプロジェクト
自社管理船 エルエヌジーヴェスタ 127,000 モス型 1994.6 35% オーストラリア拡張
マレーシア第1,3
ダーウィン
サハリン2
ゴーゴン
プルート他
エネルギー フロンティア 147,000 モス型 2003.9 100%
エネルギー アドバンス 147,000 モス型 2005.3 90%
エネルギー プログレス 147,000 モス型 2006.11 0%
エネルギー ナビゲーター 147,000 モス型 2008.6 70%
エネルギー コンフィデンス 155,000 モス型 2009.5 70%
エネルギー ホライズン 177,000 モス型 2011.9 10%
エネルギーリバティ 165,000 SPB 2018.10
(予定)
10% コーブポイント他
エネルギーグローリー 165,000 SPB 2018.12
(予定)
70%
5072番船 165,000 SPB 2019 10%
5073番船 165,000 SPB 2019 0%
第三者傭船 ネプチューン
(再ガス化装置付)
145,000 メンブレン型 2009.11 1.5%  
ケープ アン
(再ガス化装置付)
145,000 メンブレン型 2010.6 1.5%  
参考資料

「LNG50th」記念ロゴおよび特設サイトについて

1969年11月4日。東京ガスは、日本で初めてLNG(液化天然ガス)を導入しました。
日本の産業や人々の暮らしを支えるエネルギーを、長期間安定して供給するために。
それは環境に配慮したクリーンなエネルギーだから。
そんな強い想いからはじまった一大プロジェクトでした。

2019年、LNGは導入50周年を迎えます。
これを機に「LNG50th」記念ロゴを制作すると共に特設サイトを開設しました。

これまでも、これからも。
私たち東京ガスグループは、安心してお使いいただけるエネルギーをみなさまに届けていきます。

記念ロゴ

「LNG導入50周年」の歴史をのせて次なる半世紀もエネルギーの未来のために、新たな歴史を切り拓いていくという決意を込めています。

ヨコ タテ
次なる半世紀へLNG50th LNG50th次なる半世紀へ

特設サイト https://www.tokyo-gas.co.jp/LNG50/

「LNG導入50周年」をテーマにした企業コミュニケーションの情報集約の場として、特設サイトを期間限定で開設します。50年前のLNG導入の経緯や現在の取り組みなどについて、随時更新していきます。

※2018年10月1日~2019年12月31日の期間、記念ロゴを活用し、特設サイトを開設します。

以上

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