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非化石証書を用いた再生可能エネルギー(FIT)電気の購入について
~東京ガスグループとして初めての購入~

東京ガス株式会社
平成30年7月2日
(平成30年7月19日訂正)
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、2018年7月1日より「がすてなーに ガスの科学館*1(以下「がすてなーに」)」で購入する電気について、株式会社エネット(社長:川越 祐司、以下「エネット」)が提供するグリーンメニュー*2の購入を開始しました。東京ガスグループが、非化石証書を用いた再生可能エネルギー(FIT*3)電気を購入するのは、初めてとなります。

「がすてなーに」は、施設で使用する電気の約70%をクリーンな天然ガスを用いた高効率な燃料電池で発電した電気でまかなっています。このたび、外部から購入している約30%の電気について、エネットのグリーンメニューの購入に切り替えることとしました。この切り替えにより、「がすてなーに」におけるCO2排出量は、2017年度比▲17%*4となる▲約75tを見込んでいます。

東京ガスグループは、今後もCO2削減を始めとする環境負荷を低減する取り組みを通じて、地域や地球の環境問題の改善に積極的に貢献してまいります。


<「がすてなーに」電力供給スキームイメージ図>
*1 東京ガスの企業館のひとつで、暮らしを支えるエネルギー「ガス」の特長やエネルギーと地球環境との関わりを体験型展示物やプログラムを通して、楽しみながら学べる施設。
*2 エネットが提供するCO2排出係数0[kg-CO2/kWh]のメニュー。今回当社が購入する電気は、そのうち非化石証書を用いた再生可能エネルギー(FIT)電気。
*3 固定価格買取制度。太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスの再生可能エネルギー源を用いて発電された電気を、一定価格で一定期間電力会社が買い取ることを国が約束する制度。
*4 試算条件:2017年度の「がすてなーに」のエネルギー使用量実績と同等の使用量と仮定した場合での比較数値。

<参考>

非化石証書および非化石価値取引市場の概要

(1)非化石証書

再生可能エネルギーの固定買取価格制度の認定を受けた「発電設備由来の電気(通称FIT電気)」の環境価値(CO2排出ゼロ価値)を証書として切り出したもの。
非化石証書が持つ環境価値としては、①非化石価値(エネルギー供給構造高度化法、いわゆる高度化法上の非化石電源比率の算定時に非化石電源として計上できる価値)、②ゼロエミッション価値(地球温暖化対策の推進に関する法律、いわゆる温対法の排出係数報告において、小売電気事業者が調整後排出係数算定時に調達した非化石証書の電力量に「全国平均係数」を乗じることで算出したCO2排出量を実CO2排出量から減算することができる価値)、③環境表示価値(小売電気事業者が需要家に対して、その付加価値を表示・主張する権利)の3つがある

(2)非化石価値取引市場

日本卸電力取引所(JEPX)に2018年5月に開設された非化石証書を取引する市場のこと。価格決定方式はオークション形式で、入札最低価格1.3[円/kWh]、入札最高価格4.0[円/kWh]が設定されている。X年に発電されたFIT電気に係る非化石証書は、小売電気事業者が翌年に実施する温対法の排出係数の報告にあたり、X年度の実績として反映させることが可能。


<非化石価値取引市場概要(出所:資源エネルギー庁HP)>

※下線部分は、7月19日訂正箇所です。

以上

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