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プレスリリース

「WSN-IoT AWARD 2018最優秀賞」の受賞について

東京ガス株式会社
平成30年5月24日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:内田 高史、以下「東京ガス」)は、昨日、ワイヤレススマートユーティリティネットワーク利用促進協議会*1(以下「WSN協議会」)主催のWSN-IoT AWARD 2018*2において「最優秀賞」を受賞しました。

受賞にあたり、東京ガスのUバスエアを搭載した通信端末でのサービスの商用化が、Wi-SUN*3の商用導入例として将来性も含めて高く評価されるとともに、技術的な工夫としてWi-SUNによりメッシュネットワークを実現したことが、評価のポイントとなりました。

WSN-IoT AWARDは、「我が国のIoT技術の進歩や、Wi-SUNを始めとしたLPWAなどの無線技術を利用するIoTシステムの発展・活用の拡大等を促す」ため、特に優れた製品・部品・ソフトウェア・システムを生み出した企業等、またはそれら製品等の先進的な活用や研究開発、人材育成などに取り組み、成果を挙げた企業等に対して、WSN協議会から授与される賞です。
このたび受賞した「最優秀賞」は、今回応募のあった事例の中で、最も評価の高い事例に対し授与されるものです。

Uバスエアは、都市ガス業界、LPガス業界、水道メーター業界が参加する「NPO法人テレメータリング推進協議会」*4において標準化され、「Wi-SUNアライアンス」*5において認証される予定の無線通信規格です。
東京ガスは、将来のガススマートメーター化のために、低消費電力な無線通信技術であるUバスエアの標準化、技術開発、事業応用を進めており、日本初の事業応用として、2017年度より集合住宅における「マイツーホーサービス」への導入を開始しました。このたびの受賞は、その活動内容が高く評価されたものです。

東京ガスは、これからもUバスエアを活用したガススマートメーター化、ビジネス革新に取り組み、お客さまに安心してガスをお使いいただけるよう、「安定供給」、「保安の維持・向上」および「都市ガスの普及拡大」に努めるとともに、お客さまの豊かな暮らしづくりに貢献してまいります。

*1: WSN協議会は、YRP(横須賀リサーチパーク)の研究成果であるワイヤレススマートユーティリティネットワーク(WSN)技術及びその実用のための関連技術について、普及・利用及びその技術を活用した事業開発を促進することでICT産業の強化と国際的な研究開発連携、ソーシャルICTの推進に貢献することを目的としてYRP研究開発推進協会が設立母体となり2014年に設立された協議会です。
*2: WSN-IoT AWARD 2018は、WSN協議会が、LPWAなどのIoT技術を活用したIoTシステムの発展や活用の拡大等を促すことなどを目的として、関連の製品・部品・ソフトウェア・システム、それらの先進的な活用や研究開発、人材育成の取組みなどを広く募集の上、特に優れた事例を「WSN-IoT AWARD 2018」として表彰する活動です。
*3: Wi-SUNは、Wi-SUNアライアンスが策定、認証する無線通信規格の総称です。
*4: NPO法人テレメータリング推進協議会は、以下の事業目的のため平成22年に設立されたNPO法人です。
(1) エネルギー(ガス、水道、電気)使用量の「見える化」を推進し、低炭素社会の実現に寄与します。
(2) ガス燃焼機器等の運転状況、異常使用や漏洩などを監視して事故を未然に防止し、消費者の安全・安心を確保します。
(3) エネルギー(ガス、水道、電気)の使用量を計測する「見守りサービス」の普及により、高齢化社会の進展に伴う独居高齢者の安否確認を推進します。
(4) 企業の業務(検針、配送、保安など)の合理化、効率化の実現に寄与します。
現在国内外から約80社が参加しております。
*5: Wi-SUNアライアンスは、IEEE(米国電気電子学会)が定めたスマートメーター用無線通信の基本仕様であるIEEE802.15.4gを社会普及するため、様々なアプリケーションで異なるメーカの無線装置の相互接続が可能になるように、アプリケーション毎の詳細な無線通信手順の仕様策定、相互接続性の検証および認証を行う事を目的に2012年に設立された国際認証団体です。同様の国際認証団体としては、Wi-Fiアライアンス、Bluetooth SIG等があります。

<右:授賞式に参加した暮らしサービス事業推進部ステーション24の林チームリーダー>

以上

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