アストモスエネルギー株式会社
ENEOSグローブ株式会社
東京ガスリキッドホールディングス株式会社
平成30年2月28日
アストモスエネルギー株式会社(社長:荒木 誠也、以下「アストモス」)、ENEOSグローブ株式会社(社長:岩井 清祐、以下「ENEOSグローブ」)および東京ガスリキッドホールディングス株式会社(社長:村関 不三夫、以下「リキッドHD」)は、本日、関東エリアにおけるLPガスの充てん・配送業務等を共同化する業務提携について検討する「LPガスの充てん・配送業務等の提携検討に関する基本合意書」を締結しました。
これまで、アストモスとENEOSグローブは2015年7月より、またアストモスとリキッドHDは2016年10月より、それぞれLPガス事業に関して業務の効率化等の検討を進めてきました。なかでも、「充てん・配送業務等」のあり方については、共通の課題であると認識しており、今後、LPガス業界に役立てる「公共インフラ」の構築について、3社共同で検討を進めます。
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基本合意の概要 |
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1. 目的 |
近年のLPガス業界を取り巻く環境は、人口減少を背景とした需要減少、電力、都市ガス等の他エネルギーとの競争激化、労働力不足によるLPガス配送の乗務員確保への懸念等、今後厳しさが増すことが予想されています。
このような厳しい環境下において、今後もLPガスを安定的かつ効率的に供給し続けるための改革の一環として、従来の枠組みを超えた充てん設備や配送ネットワークの共同利用、IoT・AIを活用した配送の効率化、緊急時対応(保安)の共同化、LPガス配送の乗務員が安心して働ける安定した雇用環境整備等の取り組みについて、業務提携を検討します。
また、強化された充てん・配送業務等に加え、高度なスキルを有したエキスパートによるLPガス緊急保安等のサービスネットワークを構築し、幅広いLPガス販売事業者と共有することにより、LPガス業界の健全な発展ならびに安心・安全なLPガスの普及を目指します。
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2. 合意事項 |
(1)共有した基本理念
長期的視野に基づいた合理化ビジョンを検討するとともに、電力の「配電網」や都市ガスの「導管網」に伍するLPガス業界共有の「公共インフラ」となりうるプラットフォームを構築し、持続的に成長させることで、LPガス業界の発展に寄与していく。
(2)今後の主な検討項目
- LPガスの充てんおよび配送業務の集約またはLPガスの充てんおよび配送業務を主たる事業とする新会社の設立
- 新たに構築する「公共インフラ(プラットフォーム)」への参加事業者の募集
- 安定的に人員を確保するための雇用環境を整備
- 多種多様なLPガス販売事業者が利用するための新たな管理システムの構築
- LPガス業界の発展に資する新たな付加価値サービスの提供
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各社の事業概要 |
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商号 |
アストモスエネルギー株式会社 |
本店所在地 |
東京都千代田区丸の内一丁目7番12号 |
代表者 |
社長 荒木 誠也 |
資本金 |
10,000百万円 |
事業内容 |
LPガスの輸入・仕入・製造・販売、船舶の所有・賃貸借・売買 |
株主 |
出光興産株式会社 51%、三菱商事株式会社 49% |
商号 |
ENEOSグローブ株式会社 |
本店所在地 |
東京都千代田区永田町二丁目11番1号 |
代表者 |
社長 岩井 清祐 |
資本金 |
2,000百万円 |
事業内容 |
LPガスの輸入・仕入・製造・販売 |
株主 |
JXTGエネルギー株式会社 50%、三井物産株式会社30%、丸紅株式会社20% |
商号 |
東京ガスリキッドホールディングス株式会社 |
本店所在地 |
東京都港区芝公園二丁目4番1号 |
代表者 |
社長 村関 不三夫 |
資本金 |
10百万円 |
事業内容 |
東京ガスエネルギー株式会社、東京ガスケミカル株式会社、日本超低温株式会社の持株会社 |
株主 |
東京ガス株式会社 100% |
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各社のLPガス配送事業の概要 |
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アストモスグループ |
ENEOSグローブグループ |
東京ガスリキッドHDグループ |
配送エリア |
東京、神奈川、千葉、埼玉 |
配送軒数*1 |
28万軒 |
10万軒 |
12万軒 |
配送数量*1 |
96,000t/年 |
25,000t/年 |
30,000t/年 |
*1:配送は各社の出資会社ならびに外部委託を含む。
報道機関からのお問い合わせ先
東京ガスリキッドホールディングス株式会社 経営計画部 TEL:03-6402-4600
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