東京ガス株式会社
東京ガスアジア社
平成30年2月1日
東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)100%出資子会社の東京ガスアジア社(社長:小林 信久、以下「東京ガスアジア」)は、1月31日、三井物産株式会社(社長:安永 竜夫、以下「三井物産」)と新たに設立した合弁会社であるエムアイティージー(以下「MITG」)を通じ、タイ王国国内の工業団地内においてガス配給事業を行う事業会社の持株会社であるガルフ・ダブルエイチエー・エムティー・天然ガス配給会社(以下「GWHAMT社」)の株式30%を取得しました。
タイ王国政府がガス市場の民間開放を推進している中、GWHAMT社は、タイ王国において民間企業のみによる初めてのガス配給事業者となります。
また、日本企業として、タイ王国における初めてのガス配給事業への参画となるとともに、東京ガスの海外におけるガス配給事業会社への出資は、マレーシアにおけるガスマレーシア社、ベトナムにおけるペトロベトナム低圧ガス販売会社およびインドネシアにおけるパンジ・ラヤ・アラミンド社に続き4例目となります。
タイ王国は、東南アジア他国と比べてエネルギーインフラが整備されていることと併せて、政府による経済政策の下、工業団地等における産業需要家向けのエネルギー需要が拡大しています。東京ガスおよび東京ガスアジアは、日本国内において長年の歴史と経験を持つガス配給事業のノウハウを活用することで、GWHAMT社の更なる事業価値の向上を推進します。
GWHAMT社は、タイ王国における民間大手の発電事業者であるガルフ・エナジー・デベロップメント社(CEO:サラット・ラタナバディ、以下「GED」)および民間大手の工業団地向けユーティリティ供給事業者であるダブルエイチエー・ユーティリティ・アンド・パワー社(CEO:ウィサート・チュンワタナー、以下「WHAUP」)、新たに設立したMITGの3社による持株会社です。傘下のガス配給事業会社を通じ、WHAUPの親会社であるヘマラート・ランド・アンド・デベロップメント社が保有する工業団地の産業需要家向けにガス配給事業を行います。
東京ガスグループは、今後も総合エネルギー事業に関わる技術・ノウハウを活かし、東南アジア・北米等において事業展開するお客さまへのエネルギーソリューションや、現地のエネルギーインフラ構築などに貢献していくとともに、現地エネルギー会社とのアライアンスなどを通じて、現地におけるバリューチェーン展開にもチャレンジしてまいります。
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出資・協力関係スキーム図 |
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GWHAMT社の概要 |
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会社名称 |
Gulf WHA MT Natural Gas Distribution Company Limited |
設立年月 |
2015年5月 |
本社所在国 |
タイ |
登録資本金 |
126.4百万タイバーツ(約442百万円、3.5円/タイバーツ換算) |
株主構成 |
GED(35%)、WHAUP(35%)、MITG(30%) |
主な事業内容 |
ガス配給事業の企画・管理、投資業務 |
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MITGの概要 |
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会社名称 |
MITG(Thailand)Limited |
設立年月 |
2018年1月 |
本社所在国 |
タイ |
株主構成 |
東京ガスアジア50%、三井物産50% |
主な事業内容 |
GWHAMT社の管理、投資業務 |
<参考>
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GEDの概要 |
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会社名称 |
Gulf Energy Development Public Company Limited |
CEO |
サラット・ラタナバディ |
設立年月 |
2011年8月 |
本社所在国 |
タイ |
登録資本金 |
10,666.50百万タイバーツ |
主な事業内容 |
電力・蒸気・冷水の供給事業、および関連事業の持株事業 |
社員数 |
1,200名 |
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WHAUPの概要 |
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会社名称 |
WHA Utilities And Power Public Company Limited |
CEO |
ウィサート・チュンワタナー |
設立年月 |
2008年6月 |
本社所在国 |
タイ |
登録資本金 |
3,825百万タイバーツ |
主な事業内容 |
工業団地等におけるユーティリティ・電力供給事業 |
社員数 |
82名 |
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東京ガスアジアの概要 |
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会社名称 |
Tokyo Gas Asia Pte. Ltd. |
社長 |
小林 信久 |
設立年月 |
2014年12月 |
本社所在国 |
シンガポール |
株主構成 |
東京ガス100% |
主な事業内容 |
東南アジア全域での事業投資・管理、各国拠点統括 |
社員数 |
15名 |
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