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「ヘリオネットアドバンス」を活用したエネルギーマネジメントサービスの提供について

東京ガス株式会社
東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社
平成29年9月29日

 

東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)と東京ガス株式会社100%出資子会社の東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社(社長:高木 信以智、以下「TGES」)は、このたびTGESが実用化したエネルギーサービス設備遠隔管理システム「ヘリオネットアドバンス」(以下「本システム」)を活用したエネルギーマネジメントサービスを開始します。

東京ガスグループでは、お客さまの事業所にガスコージェネレーション(以下「CGS」)やボイラ、冷凍機、エアコンプレッサーなどのエネルギーサービス設備(以下「ES設備」)を設置し、遠隔監視システム「ヘリオネット21」により、ES設備を24時間365日遠隔監視を行いながら「エネルギーサービス事業」を展開しています。現在TGESが運営する遠隔監視センター「へリオネットセンター」では、約900台のES設備を常時遠隔監視し、約20年に渡る運用*1で蓄積したノウハウを活用して、故障を未然に防ぐ予防保全や運転状況の分析による省エネ運転支援も行っています。

本システムは、従来のへリオネット21の機能に加え、お客さま先の電力・熱の需要データと気象情報から、東京ガスグループが開発した独自の手法により電力・熱の需要を高精度に予測し、最適な運転計画を演算することで遠隔自動制御を行います。お客さま先のCGSなどのES設備を最適な運転台数に遠隔自動制御することで、これまでの人による運用では難しかった毎日の気温変動などに合わせたきめ細かな運用が可能となり、遠隔管理しているすべてのES設備において、より省エネ、省コストな設備運用が実現できます。

今後、本システムは、デマンドレスポンスや自己託送などの電力事業にも適用する予定です。さらに、ICTやビッグデータ解析などを活用し、より高度なES設備の故障予知・予防保全や最適運用を目指します。
今年度中に複数件への採用が予定されているほか、今後は新規のエネルギーサービスおよび既存のエネルギーサービスの更新時に本システムの標準採用を目指します。

東京ガスとTGESは本システムを用いたエネルギーマネジメントサービスの提供を通じて病院・ホテル・オフィスビルなどの民生分野と、印刷・食品・自動車など各種産業分野のお客さまのさらなる省エネ、省コストに貢献してまいります。

*1 東京ガスグループ全体における運用実績

ヘリオネットアドバンスの概要図

ヘリオネットアドバンスによる運用

従来のCGSの運用は年間を通じで予め設定された画一的なスケジュール運転が一般的でしたが本システムでは、CGSや冷凍機を最適に台数制御する運用となり、年間で最大1割程度の省エネが可能となります。

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