東京ガス株式会社 平成29年4月27日 広報部
東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)の事業と歴史、暮らしとガスのかかわりを紹介する歴史博物館「GAS MUSEUM がす資料館」は2017年4月29日に開館50周年を迎えます。
「GAS MUSEUM がす資料館」は日本のガス事業に関する貴重な資料を展示・収蔵するために1967年(昭和42年)4月29日に東京都小平市に開館し、これまで63万人を超えるご来館を頂きました。 1909年(明治42年)に建てられた東京ガス本郷出張所を移設復元した「ガス灯館」と1912年(明治45年)に建てられた東京ガス千住工場計量器室を移設復元した「くらし館」で構成されています。日本のガス事業の起源を展示・紹介する「ガス灯館」では鹿鳴館で使用されたガス燈をはじめ、様々なデザインのガス燈の展示や定期的に企画展を開催しています。「くらし館」では100年ほど前に国内で実際に使用されていたガス器具を展示した「瓦斯器具立体型録(がすきぐりったいかたろぐ)」、ガス事業の歩みをある家族の5世代一世紀にわたる物語を通して分かりやすく紹介した「ガスとくらしの一世紀」、各時代の東京ガスの広告から当時の生活シーンが垣間見られる「広告でつづるガスのあるくらし」、明治時代に実際に使われていたガス管をはじめ、ガスメーターやガス栓など、ガスの原料や製造、供給方法の変遷を紹介する「ガス製造のうつりかわり」等がご覧いただけます。また、2棟のレンガ造りの展示棟に囲まれた中庭では東京を中心に国内外で当時使われた燈柱を使用し、再現したガス燈を展示・点火しています。 ガス灯による「明かり」を提供することから始まり、ガスかまどやガスレンジなどの厨房用途、ガスストーブなどの暖房用途、ふろがまや給湯器などの給湯用途といった「熱源」としての利用が進み、さらにはガスから「熱と電気」を作り出すコージェネレーション(燃料電池等)までの軌跡が分かりやすく展示されています。それまでの暮らしをより豊かにするための器具を開発し続け、使い方・暮らし方の提案とともに生活価値を高めるイノベーションを続けてきた歴史をご覧ください(※)。 ※別紙「東京ガス130年の歩み~「競争と変革」の軌跡~」も併せてご参照ください。