謹んで新年のお慶びを申し上げます。
昨年の電力小売全面自由化に続き、いよいよ本年4月からガス小売全面自由化がスタートし、真のエネルギー大競争時代に突入します。私たちは、ガス小売全面自由化のスタートを、東京ガスグループの変革つまり「非連続の改革」を断行するスタートであると考え、これに不退転の決意で臨みます。
まず、導管部門ですが、引き続き透明性、中立性、公平性を担保しながら、ガス事業に携わる者全ての使命である「安定供給」「安全確保」「普及拡大」の三つのミッションが自立的かつ確実に遂行できるよう体制整備を図ります。そして、「コストマインド」「マーケットマインド」「改革マインド」の3つのマインドにさらに磨きをかけ、スリムでパワフルな新生導管事業者を目指していきます。
次に、営業部門ですが、首都圏には有力な新規事業者が参入し、厳しい競争にさらされるものと思われます。私たちはこのような時代だからこそ、もう一度ガス事業の原点、基本に立ち返ることが必要と考えます。それは「お客さまに対する感謝の気持ち」と「安全に対する揺るぎない信念」です。そして、昨年から進めてきた「ガス、電気、サービスをお客さまのニーズに合わせワンストップで提供する」という方針を、さらに強力に推進していきます。
東京ガスグループは、多くの関係会社やライフバル、エネスタ、エネフィット、エネトラストなどの強力なパートナーシップによって結ばれています。この新しい自由化の時代においても、グループ一丸となって立ち向かっていく決意です。
新しいコーポレートメッセージ「あなたとずっと、今日よりもっと。」に込めた想いを大切にし、多くのステークホルダーとの対話を重ね関係強化を図っていきます。
