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「第30回建築環境デザインコンペティション」入賞者を発表
- 課題『人のこころを守る建築』 -

東京ガス株式会社
平成28年12月6日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明)は、このたび、「第30回建築環境デザインコンペティション」(後援:一般社団法人日本建築学会、公益社団法人空気調和・衛生工学会、株式会社新建築社、以下「本コンペティション」)の入賞者を決定しました。

第30回建築環境デザインコンペティション受賞作品(応募作品数70点)

最優秀賞 1点

許 偉舜 他2名 (株式会社 竹中工務店/ハーバード大学デザイン大学院)

優秀賞 3点

鈴木 愛子 他4名 (株式会社 ジェイアール東日本建築設計事務所)
廣澤 克典 他3名 (大成建設株式会社)
江森 湖輝 他8名 (KAJIMA DESIGN/株式会社アルモ設計)

佳作賞 10点

足立 太一 他8名 (KAJIMA DESIGN/株式会社アルモ設計)
北村 有希博 他8名 (戸田建設株式会社)
前原 竹二 他7名 (株式会社山下設計)
嶌岡 耕平 他8名 (KAJIMA DESIGN/株式会社アルモ設計)
田中 裕大 他4名 (株式会社 竹中工務店)
福西 泰博 他5名 (清水建設株式会社)
川島 千鶴 他3名 (大成建設株式会社)
水野 裕介 他3名 (大成建設株式会社)
戸谷 奈貴 他4名 (株式会社 竹中工務店)
大田 翼   (東京理科大学大学院)

なお、本コンペティションは、建築デザインだけではなく、機能性と環境の調和を求めて建物の設備計画も合わせた提案をいただくことが大きな特徴ですが、近年は省エネルギーや環境への配慮をした建築・設備設計が定着していることを踏まえ、その独自性等を検討した結果、今回をもって本コンペティションを終了します。

東京ガスは、今後も環境にやさしい都市づくりの実現に貢献してまいります。

建築環境デザインコンペティションについて

1987年から建築業界の発展と環境にやさしい都市づくりに貢献することを目的に開催しています。「建築と設備のトータルな調和」という考えに基づき、建築デザインだけではなく、建物の設備計画も合わせたご提案をいただくことが大きな特徴です。毎年、建築意匠設計や設備設計に携わる方々などから多くの応募をいただいており、今回で30回目の開催となりました。この間、低炭素社会の実現に向けた社会的要請が高まり、建築物の環境性能評価基準や認証制度が普及、地方自治体においては環境政策と都市政策の融合が進みました。また、近年では省エネルギーや環境に配慮した建築・設備設計が定着したことから、本コンペティションは一定の役割を終えたため、新たな取り組みを検討することになりました。

課題『人のこころを守る建築』について

環境に配慮した建築の考え方は、今では単に省エネルギーの視点だけでなく、その土地の自然や風土と共に快適に暮らし、また次世代に豊かな環境と幸福な未来を手渡すために、様々なアイディアを出す必要があります。
一方で、ひとつの建築では生みだし得ない、敷地を超えた建築群の協調や連担による生活環境の改善は、必ずしも有用な示唆が得られていません。個別単体の建築では難しい日照や風通しの確保も、建築相互の配置、合理的な空地・空隙の共有や建築への取り込みなどによって環境を改善することができ、それはまた隣接する人々の交流や互助など、社会環境を良好に形成することにも繋がるものと思われます。
人類を含む地球上の生物・生命全体のために、広くビルト・エンバイロメント全般に対するハード、ソフトの設計やその管理運営などについて、幅広く総合的に考える必要があります。そして万一、それらの施設や設備で十分に対応しきれない場合でも、共に暮らす人々が助け合い、協力し合うことで自らの心身の安全を守れる関係が自然に醸成できる生活環境が必要です。建築などのデザインと環境設備の技術がトータルに調和して、そこに暮らす人々がより快適で、より楽しく生活し、より幸福な未来を手にできるような画期的な建築のアイディアを期待しています。

今回のコンペティションおよび作品の特徴

今回の課題『人のこころを守る建築』は、昨今の様々な社会問題や環境変化を踏まえ、私たちの身体や精神を健やかに保つために、建築や設備、コミュニティなどを幅広く統合的に考えるという難しい課題でしたが、応募作品70点の中には、幅広い視点から検討を重ねた作品が数多く寄せられました。審査委員の先生方による熱のこもった議論の末、一次審査会では入賞作品14作品が選出されました。
公開審査会では、選出された上位4作品のプレゼンテーションを経て、許 偉舜さん他2名の作品「株式町会」が最優秀賞に選ばれました。

公開審査の模様、受賞作品の公開

受賞内容の詳細については、雑誌『新建築』2017年2月号(2017年2月1日発行)にて発表します。また、本コンペティションのオフィシャルサイトにて、2月初旬から受賞者作品ほか、結果について公開します。
建築環境デザインコンペティションのオフィシャルサイト(http://kenchiku.tokyo-gas.co.jp/

【参考】第30回建築環境デザインコンペティション実施概要

1. 課題 『人のこころを守る建築』
2. 応募対象 建築設計事務所、総合建設会社、専門設備工事会社、建築専攻学生などの意匠または設備設計(志望)者およびその組合せチーム
3. 応募期間 2016年5月2日(月)~2016年9月5日(金)
4. 賞金
最優秀賞150万円(1点)
優秀賞50万円(3点)
佳作賞20万円(10点)
5. 審査方法 作品審査は応募全作品を対象とした一次審査会を経て、一次審査通過者による公開審査(プレゼンテーション/審査委員によるヒアリング)により最優秀賞を決定します。
6. 審査委員
  委員長 古谷 誠章 氏(建築家・早稲田大学 教授)
  委員 青木 淳 氏(青木淳建築計画事務所 主宰)
  奥宮 正哉 氏(名古屋大学大学院 教授)
  工藤 和美 氏(建築家・東洋大学 教授)
  車戸 城二 氏(株式会社 竹中工務店 執行役員)
  千鳥 義典 氏(株式会社 日本設計 代表取締役社長)
  野原 文男 氏(株式会社 日建設計 取締役常務執行役員 エンジニアリング部門副統括)
  吉岡 朝之(東京ガス株式会社 執行役員 都市エネルギー事業部長)
  アドバイザー 馬場 璋造 氏(建築評論家)

以上

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