三井不動産レジデンシャル株式会社(社長:藤林 清隆)の新築分譲戸建住宅「ファインコート」シリーズにおいて、家庭用燃料電池「エネファーム」を採用した住宅の累計販売戸数が、10月27日に1,000戸を達成いたしました。
三井不動産レジデンシャルは、地球環境貢献と社会貢献を推進するため、2014年3月より東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県における東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明)の都市ガス供給区域内で、自社が供給する「ファインコート」の全戸に、東京ガスが販売する「エネファーム」を採用しております。なお、1,000戸に「エネファーム」を導入することにより、家庭のCO2排出量を年間で約1,200トン※1削減できる計算で、これはハイブリッドカー約1,500台分のCO2削減量に相当します※2。
三井不動産レジデンシャルは、これまでも防災をコンセプトとした商品企画に注力してまいりましたが、お客さまの防災に対する意識の高まりや東京都が非常時の自立性向上を推進していることを受け、また、今後も、お客さまから選ばれ続けるために、東京都内における東京ガスの都市ガス供給区域内で、停電時発電継続機能内蔵型「エネファーム」を全戸採用することを決定いたしました。今回採用する「エネファーム」に内蔵されている停電時発電継続機能により、停電発生時点で「エネファーム」が発電している場合には、500W以下の電力を最長約4日間(96時間)、停電時専用コンセントを通じて電気スタンド、テレビ、携帯電話の充電などに利用することが可能で、停電時にシャワーや床暖房を使用することもできます※3。本採用は、2016年8月時点で設計を開始している物件(一部除外物件あり)より順次開始します。
「エネファーム」は、省エネ・省CO2といった地球環境への配慮に加え、防災の観点からも社会的ニーズが高まっている分散型エネルギーシステムです。三井不動産レジデンシャルと東京ガスは、「エネファーム」を今後も継続採用することにより、さらなる地球環境貢献と社会貢献を推進してまいります。
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商品外観(「エネファーム」バックアップ熱源機別置型) |
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※1 |
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[東京ガス試算] |
(1) |
CO2排出係数:電気0.65kg-CO2/kWh(『地球温暖化対策計画(平成28年5月)』における2013年度火力平均係数)、ガス2.29kg-CO2/m3(東京ガスデータ) |
(2) |
一戸建(延床面積 120m2)4人家族を想定。年間負荷/給湯:16.6GJ、風呂保温:1.3GJ、調理:2.2GJ、冷房:6.4GJ、床暖房:12.7GJ、エアコン暖房:5.5GJ、照明他:12.5GJ。 |
(3) |
電力需要/ガス・電気併用住宅(従来システム使用)の場合:4,223kWh(ガス給湯暖房機の消費電力を含む) |
(4) |
使用機器/従来システム:ガス給湯暖房機、ガス温水床暖房(居間)、ガスコンロ、居間以外の暖房および冷房は電気エアコンを使用。 |
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エネファーム:エネファーム、ガス温水床暖房(居間)、ガスコンロ、居間以外の暖房および冷房は電気エアコンを使用。 |
(5) |
CO2排出量は四捨五入しているため、合計が一致しない場合があります。 |
※2 |
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[東京ガス試算] |
(1) |
年間1万km走行時の場合のガソリン車とハイブリッドカーのCO2排出量を比較。 |
(2) |
ガソリン車のCO2排出量を2.32kg-CO2/l(環境省「算定・報告・公表制度における算定方法排出係数一覧」2014年1月時点データより)。 |
(3) |
燃費:ハイブリッド車30km/l、ガソリン車15km/lとして東京ガス試算(国土交通省「自動車燃費一覧」2014年3月時点データより)。 |
※3 |
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停電時にエネファームを発電するには、都市ガスと水道が供給状態であることが必要です。エネファームに接続されている給湯・暖房が停電時に使用できます。 |
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添付資料 |
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1. 東京ガス「エネファーム」について |
■概要
「エネファーム」は、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、発電した電気は家庭内で利用します。その際に出る熱も給湯に利用します。電気をつくる場所と使う場所が同じであるため送電ロスがなく、また発電時に出る熱を無駄なく活用できる環境に大変やさしいシステムです。「エネファーム」を使用した際と、火力発電所から送られてくる電気を利用し、都市ガス給湯器で給湯を行う方式※1と比べ、定格発電時にCO2排出量を約47%削減することができます※2。
※1 |
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電気は火力発電所から供給し、熱は東京ガスが供給する都市ガスを使用する方式です。 |
※2 |
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エネファーム1時間定格運転時の発電量(0.70kWh)と熱回収量(1.01kWh/約35L・40℃)を、従来の火力発電所からの電気と、都市ガス給湯器からの給湯を行う方式でまかなった場合との比較です。 |
■仕様(貯湯ユニット・熱源機別置型・停電時発電継続機能付きの場合)
品名 |
燃料電池ユニット |
NA-0715BRS-KB(KTB) |
貯湯ユニット |
NAIC1415B |
バックアップ熱源機 |
NAT4214ARSAW6U |
発売日 |
2016年4月1日発売 |
性能 |
発電出力 |
0.70kW(出力範囲:0.20~0.70kW) |
定格発電効率 |
39.0%(LHV) 35.2%(HHV) |
定格熱回収効率 |
56.0%(LHV) 50.6%(HHV) |
総合効率 |
95.0%(LHV) 85.8%(HHV) |
貯湯タンク容量 |
140リットル |
寸法 |
燃料電池ユニット |
高さ1,750×幅400×奥行400(mm) |
貯湯ユニット |
高さ1,750×幅560×奥行400(mm) |
バックアップ熱源機 |
高さ750×幅480×奥行250(mm) |
質量 |
燃料電池ユニット |
77kg(運転時82kg) |
貯湯ユニット |
50kg(運転時198kg) |
バックアップ熱源機 |
44kg |
停電時出力 |
停電時発電継続機能付き:最大500W |
希望小売価格(税込、設置工事費別) |
1,803,600円
(燃料電池ユニット・貯湯ユニット・バックアップ熱源機・据置台・リモコンセット含む) |
安心フルサポート |
10年間 |
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2. 停電時発電継続機能内蔵型「エネファーム」について |
■停電時の電力供給イメージ
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3. 三井不動産レジデンシャル「ファインコート」について |
「一戸建てを、より利便性の高いエリアで、美しい街並みと、暮らしやすさを合わせて提供する」という都市型戸建住宅への想いとともに、三井の戸建「ファインコート」は1995年に誕生しました。これまで、首都圏を中心に、約700物件を超える「街」、約12,000戸を超える「住まい」をお客様へ提供してきました※3。
※3 |
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1995年~2015年3月首都圏(横浜支店・千葉支店物件含む)供給実績。宅地分譲を除く。 |
以上
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