東京ガス株式会社（社長：広瀬 道明、以下「東京ガス」）100％出資子会社の東京ガスアメリカ社（社長：山下 俊二郎）は、このたび、米国ニューヨーク州においてエナジー・キャピタル・パートナーズ*が保有している天然ガス火力発電所「エンパイア発電所」（以下「本発電所」）の運営を行うことを目的として、伊藤忠商事株式会社（社長：岡藤 正広）100％出資の米国発電事業子会社（ティア・エナジー社）および関西電力株式会社（社長：岩根 茂樹、以下「関西電力」）100％出資の米国子会社（ケーピック・ユーエスエー社）と新たに設立した合弁会社を通じ、本発電所の権益25％を取得することとしました。
東京ガスが米国にて発電事業（以下「本事業」）へ参画するのは初めてとなります。
北米においては、電力需要の増加や環境負荷の小さい天然ガス火力電源の優位性の向上が見込まれています。このたび、3社で新たに合弁会社を設立し、エナジー・キャピタル・パートナーズと、本発電所の権益100％を取得する売買契約を締結しました。
本発電所は、ニューヨーク州レンセラー市に位置する合計出力63.5万kWのガスタービンコンバインドサイクル発電方式の発電所で、2010年の営業運転開始以降、安定した操業を続けています。
また、東京ガスは、関西電力とLNG調達等で培ってきた両社の信頼関係のもと、燃料調達、発電所運営・保守、電源開発および海外事業への共同参画等の様々な分野で、両社の強みを活かした戦略的連携に向けて検討を進めています。本事業への参画は、これら一連の取組みの一つであり、海外発電事業分野における初めての連携となります。
東京ガスグループは、今後も総合エネルギー事業に関わる技術・ノウハウを活かし、北米・東南アジアにおいてエネルギーインフラ構築やお客さまへのエネルギーソリューションの提供などに貢献していくとともに、様々な会社とのアライアンスなどを通じて、現地におけるバリューチェーン展開にもチャレンジしてまいります。
*：米国ディベロッパー系プライベート・エクイティ・ファンド。
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エンパイア発電所における天然ガス火力発電事業の概要 |
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| 発電所名称 |
Empire（エンパイア）発電所 |
| 事業会社名 |
TTK Power, LLC |
| 所在地 |
ニューヨーク州レンセラー市 |
| 資本構成 |
ティア・エナジー社：50％
ケーピック・ユーエスエー社：25％
東京ガスアメリカ社：25％ |
| 発電容量 |
63.5万kW |
| 発電方式 |
ガスタービンコンバインドサイクル発電方式 |
| 燃料 |
天然ガス |
| 商業運転開始 |
2010年9月 |
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エンパイア発電所 所在地 |
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東京ガスアメリカ社の概要 |
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| 会社名 |
Tokyo Gas America Ltd. |
| 設立時期 |
2013年2月1日 |
| 本社所在地 |
米国テキサス州ヒューストン |
| 社長 |
山下 俊二郎 |
| 設立資本金 |
100万米ドル |
| 資本構成 |
東京ガス100％ |
| 事業内容 |
北米新規事業への投資および運営管理
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以上
