東京ガス株式会社(代表取締役社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)とソフトバンク株式会社(代表取締役社長 兼 CEO:宮内 謙、以下「ソフトバンク」)は、2016年10月から、低消費電力LTE通信端末を活用した東京ガスのガスの消し忘れ見守りサービスに関する共同実証実験(以下「本実証」)を開始します。ガススマートメーター用通信規格Uバス*1を搭載した低消費電力LTE通信端末を使った実証実験は、日本で初めてとなります。
低消費電力LTE通信端末とは、3GPP*2が定める通信速度などに関する標準化規格「カテゴリー1」*3に準拠し、ソフトバンクのLTEネットワーク側が無線通信に関する最新の標準化規格「リリース13」に対応することにより、電池駆動で10年以上稼働することが可能となる端末です。
低消費電力LTE通信端末は、ソフトバンクが株式会社エイビット*4と共同で開発しました。
本実証では、東京ガスが通信成功率や通信所要時間等の確認を行うことで、ガスの消し忘れなどを遠隔から止めるガスの消し忘れ見守りサービス「マイツーホー」での利用における性能・有効性を検証します。また、ソフトバンクは、電池駆動で10年以上稼動できる低消費電力LTE通信端末の実用化に向け、技術や運用面での課題抽出を行います。
両社は、本実証を通じて得られた知見や課題の解決を通じて、双方向通信によるお客さまの利便性向上及びスマートメーターの自動検針への応用に取り組み、広く社会に貢献してまいります。
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従来の都市ガスメーターの通信仕様より通信速度を高速化しパケット通信方式を採用した新しい通信インターフェース。NPO法人テレメータリング推進協議会で標準化されています。 |
*2 |
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Third Generation Partnership Project:移動通信システムの国際標準化プロジェクト。 |
*3 |
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M2Mといった機器間通信やIoT機器のための移動体通信規格であるLTEの一種で、上り最大5Mbps、下り最大10Mbpsの通信速度を出すことができます。 |
*4 |
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東京都八王子市に本社を置き、通信機器、通信用計測機器、通信用半導体の開発、設計、販売を一貫して行っています。無線技術や信号処理及び各種暗号処理通信技術を融合させた新しい技術開発に取り組んでいます。 |
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共同実証実験の概要 |
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1. |
目的: |
低消費電力LTE通信端末を活用した、ガスの消し忘れ見守りサービス
「マイツーホー」の利用に関して、性能・有効性の検証を行う。 |
2. |
対象地域・規模:東京都内・約500戸にて |
3. |
期間: |
2016年10月から2017年3月までの約6か月間 |
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共同実証試験のイメージ |
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