東京ガス株式会社 平成28年1月22日 広報部
東京ガス株式会社(社長:広瀬道明、以下「東京ガス」)は、8月から作品を募集しておりましたデザインコンペティション「住まいの環境デザイン・アワード2016」の受賞者を決定しました。 本コンペティションは、「居住者が実際に生活している住宅」を対象に審査することが大きな特徴で、「暮らし」・「環境」・「デザイン」の三つの要素が調和された住宅に着目することによって、良質な住宅が広く普及することを目的としています。9回目を迎えた今回は、208点の応募をいただき、一次・現地・二次審査を経て、グランプリをはじめとする計24点の受賞作品を選定しました。 結果は、「住まいの環境デザイン・アワード2016」公式ウェブサイトにて公表するとともに、2016年3月24日(木)~4月5日(火)にリビングデザインセンターOZONE(東京都新宿区西新宿)にて「受賞作品展」を開催します。また3月1日(火)には、上位受賞者によるプレゼンテーション等を行う「住まいの環境デザイン・アワード2016 シンポジウム」を開催します。
本作品は、愛知県安城市に建ち、庭を包み込む大きな屋根を架けた都市近郊の戸建て住宅です。運動ができる庭が欲しい、子どもたちを外で自由に遊ばせたいという建て主の要望に、設計者は家の中と同じように過ごせる庭のあり方を考え、大屋根の住まいを提案しました。すべての窓を開け放つと、家全体が内部と外部の区別のないひとつながりの開放的な空間になります。 大屋根は巨大なすだれとなって、夏の日差しを遮るとともに、緻密な計算により配置された屋根の窓を通じ、風を通します。また、土間風に仕上げられたLDKには床暖房が入っており、冬でも心地よく過ごすことができます。大胆な発想で住まい手の暮らしに寄り添いつつ、豊かな住空間と環境性に優れた住まいを実現している点が評価され、グランプリに選出されました。
※ビルダー・工務店部門 優秀家づくり賞、暮らしデザイン部門、ベターリビング ブルー&グリーン賞、東京ガス賞、大阪ガス賞、九州の家賞 は別途審査を行いました。
上位受賞者によるプレゼンテーションとあわせて、トークセッションを開催します。
グランプリ、準グランプリ各受賞者による作品プレゼンテーションと、これからの住宅設計を受賞者とともに考えるトークセッションを開催します。