謹んで新年のお慶びを申し上げます。
本年4月より電力の小売全面自由化がスタートし、ガスシステム改革の詳細設計についても議論が本格化するなど、いよいよエネルギー大競争時代が幕を開けます。私共はお客さまから選ばれ続ける東京ガスグループを目指して、これまで130年間培ってきたお客さまとの関係を大切にし、お客さまや社会にご提供する価値を高めつつ、原料費の低減やインフラの拡充・整備、お客さまの安全の維持など、様々な課題の解決に向けて前進していく所存です。
本年は、ステップ期間の2年目として、「『チャレンジ2020ビジョン』実現に向けた2015~2017年度の主要施策」である、(1)総合エネルギー事業の進化、(2)グローバル展開の加速、(3)新たなグループフォーメーションの構築を着実に実行し、具体的な取り組みを加速していく大変重要な年となります。
電力事業では、グループ一丸となって販売の拡大に取り組み、「安定供給の確保」「低廉な電気料金の実現」「お客さまの選択肢の拡大」に貢献するため、首都圏を中心にガス・電気・付加価値サービスなどをワンストップでお客さまにお届けすることにより、お客さまのくらしやビジネスの価値向上に努めてまいります。
海外事業では、北米や東南アジアにおいて、現地におけるバリューチェーンの構築を目指し、天然ガス発電を含めたエネルギーインフラ事業、電力・ガス供給事業、エネルギーサービス事業等について、新規案件への参画検討を進めてまいります。
また、こうした事業やエンジニアリングソリューション事業、リキッドガス事業等を強化していくための東京ガスグループのフォーメーションについても、更なる進化に向けた検討を進め、関係会社を含めたグループ経営の強化に取り組んでまいります。
一方で、取り組みを進めるうえでベースとなるのは保安の確保です。エネルギー事業者の責務としてお客さまの安心・安全を確保し、お客さまや社会からより一層の信頼をいただけるよう、グループ員一人ひとりが日々の業務にしっかりと取り組んでまいります。
東京ガスグループは、2020ビジョンの実現により、天然ガスの普及・拡大を図ることを通じて、お客さまや社会に貢献してまいります。
以上